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Compilations : Spiritual Axis A Powerful Magnet (by Peter Khan)
精神的軸~強力な磁石~
ピーター・カーン

オーストラリアのキャンベラで昨年(i.e.1982年)の9月に開かれたアジア・オーストラリア・バハイ大会へのメッセージの中で、万国正義院は、オーストラリアと日本をつなぐ「精神軸」に関する守護者の言明に注目するよう呼びかけました。

この論文の目的は、信教の将来の発展に大きな影響を及ぼすべく運命づけられた精神軸に関する教えのいくつかの面について探ってみることです。

時間の経過と万国正義院の導きの両方が、この精神軸の神秘と重要性を十分明かすのに必要となるでしょう。しかし、信教の将来の成長と発展における、奇抜な面に関する基礎的な特徴のいくつかを見つけることは、この初期段階において可能であります。

日本とオーストラリアは、広大な海によって隔てられているだけでなく、文化や人種や言語や伝統という根本的な違いや、1941年から1945年に至るまで太平洋地域を巻き込んだ悲惨な争いの思い出によっても隔たれています。しかしショーギ・エフェンデイは、この2つの国のバハイ共同体の間にある注目すべき関係について明確に予告なさいました。

1957年 に守護者は、精神軸について次のように述べられました。「対蹠地〔オーストラリア〕から太平洋の北方の島々まで伸びる精神的軸…その軸と北極と南極は、強 力な磁石として働き、非常な精神的力を授けられ、若く未経験の共同体はしばらくの間、その引力に引かれる傾向を示すでしょう。」

その時、ショーギ・エフェンデイは、こう断言なさいました―北東アジア地域行政会の成立は、「対蹠地〔オーストラリア〕における同様な機構の出現に対し て、注目すべき対応をなすものであり、このことによって確立された精神的均衡は、この後引き続く年月の間に、太平洋全域の島々における信教の運命に著しい 影響を及ぼすべく運命づけられているのです。」

この精神軸について詳しく述べる前に、その基礎となっているように思われる2つの根本的原理についてまず話してみましょう。

(1)                磁力の原理

磁力という現象は、物質世界でよく知られている特徴であります。磁力を持つ物質には、自然の法則に従って、他の似通った物質に引き付ける力を与える磁力の場を生じる原子の配列を持つという特徴があります。

中世から、科学者たちは、磁力の場の属性について頭を悩ませて来ました。それは、その作用が2つの物体の間にある程度の距離をおいて起こり、その2つの物 体の間には、目に見えたりさわったりすることのできるつながりは何もなく、そしてその距離が縮まるにつれてお互いを引き付ける力がさらに増す、という事実 です。

バハイ啓示の著しい特徴の一つは、精神的な力の作用について描写するにあたって、磁力をたとえとして用いるということです。たとえば、アブドウル・バハ が、神の顕示者について説明するにあたって用いられる用語について考えてみましょう―それは、「この世界の『極』における魂や心の『磁石』であり、その極 に向けて、あらゆる聖なる心は、はるか彼方の国々から引き付けられる」のである。

このような方法で「師」(アブドウル・バハ)は、よく知られた物質界の現象をたとえとして用い、簡単な方法によって深遠な精神的真理について語ろうとなさるのです。

また、他の所でアブドウル・バハは、「啓示」について次のような表現を用いて述べておられます―「聖なる磁石は、神の言葉の力であり、それは心を引き付ける。」また彼は、勧告の言葉の中で、「聖約」の力を磁石に例えて説明なさいます―「聖約の磁石によってひきつけられよ。」

磁石のたとえは、顕示者やその教えに当てはまるのみでなく、神の法律に応じて行動する信者の行為にも当てはまるものです。たとえば、ショーギ・エフェンデ イはこうおっしゃいます―「今日、これまでかつてなかったほどに天上から祝福を引き付ける磁石とは、神の信教を教えることです。」

また、万国正義院は、バハイの大会について次のような言葉を用いて述べています―「…これらの大会は、あらゆる所における友人たちの愛と祈りの焦点であり、彼らの仕事に確証を与えることのできる唯一のものである精神的な力を引き付ける磁石であります…」

アブドウル・バハは以前、友人たちの集いについてこう述べられました―「全ての人々の和合と調和を確立する最高の手段は、精神的な集いである。これは非常に重要であり、神の確証を引き付ける磁石なのである。」

バハイの書の中にみられるこれらの言明や磁力に関するその他の言及は、聖なる心理についての言明を示すもので、その言明は精神的な力の作用について描写するのです。それはちょうど科学が明らかにした自然の法則が物質界における引力について描写するのと同じようなものです。

この磁力の原理は、オーストラリアと日本に関する守護者の言明の中で明白に述べられており、マシュレゴウル・アズカや聖堂の意義にかんする説明の中に暗示 されています。それはまた、アブドル・バハからアメリカの信者にあてて書かれた手紙の中にも暗示されており、その書簡の中で彼は、彼らが信者に仕えるよう に呼びかけ、こう約束なさいましたー「もしあなた方の事実が成功したならアメリカは必ずや精神的な力が放散する中心地へと発展するであろう。」

バハイ国際共同体が発展し、初期形成期にある世界秩序が発展する過程を通して、物質資源や文化的、地理的、教育的そして技術的要因の相互作用、通信や交通 機関の相互作用の結果として、オーストラリアと日本の信者は、この二つの地域がアジアとオーストラリアの地域に影響を及ぼす精神的な力の磁力の両極となる ほど、大きな奉仕を信者のためになすよう駆り立てられるでしょう。

2)成長の神秘

私たちの周りに見られる共同事業、たとえば工業生産や都市建設や自然資源開発などは「非有機的な」成長の例です。それは、徹底的な予備計画を特徴とし、そ の計画においては聖餐や建設が始まる前に生産物や建物やダムや鉱山などの最終的な状態がはっきりと決められています。また、そのような成長はよく理解され てから整然とした組織的な流儀で目標に向かって進歩するという特徴もあります。

それとは対照的に植物や動物や人間の世界には生存物の「有機的な」成長を見ることができます。それはあまり重要ではない始まりから進化的な発展をとげ、外 見的には不規則な調子で中間の段階を経て、初期形成期の形態や属性とは異なった成熟の状態に達するというのが特徴です。

こ の種の成長は、その性質からして神秘的であり宇宙の美や驚異に大きな役目を果たしています。それが神秘的であることは、人間が有機的な成長を支配する神の 原理を十分に二回できないでいること、またはこの成長の原動力である内なる精神について理解できないことから生じるのです。

世界的なバハイ共同体の成長は、非有機的な標準を持つ人々が理解しがたく感じる有機的な過程です。その結果として、その強さや潜在力や内的な活動力は非有機的な尺度でその現状を評価する人々によって非常に過少評価されています。

バ ハイ共同体の成長のために神秘的な役目を果たす要因の例のひとつは世界センターの発展に関する要因です。1939年の守護者がカルメル山上に記念庭園を作 るために重要な処置を取られた時、彼はこれについて次のように描写なさいましたーこれは「世界秩序・・・の最もすばらしい宝石のいくつかが・・・現われ出 るのを早める力を放つ出来事」であります、と。

バハイ共同体の成長の精神的な性質を理解できない人にとっては外見的にはあまり重要ではない山の坂の美化と、バハイ文書の中で予告されている新しい世界秩序の機構の成長との間に因果関係を見つけようとするのは無駄なことでしょう。

その他の例としてはヨーロッパにおける信教の将来の発展に関する権威的な言明の中に見ることができます。万国正義院は「地中海や北海の島々」は「全大陸を目覚めさせるために非常に重要な役割を果たすべき島々」であると述べています。

非 有機的な成長の条件下では、その過程は全く逆でありましょう。つまり、まず最初に信教はヨーロッパ大陸にしっかりと確立され、そこから地中海や北海の島々 に広まっていくということです。しかし、有機的な成長の過程は全く異なった「作戦」により進みます。その「作戦」は神聖な原理によって支配され世界セン ターから連続的に発される「計画」によって明らかにされます。

ヨーロッパのもうひとつの例はドイツのバハイ共同体の将来の役割に関するものです。守護yさの言葉によれば、ドイツは「その母国の境界線を越えて、信教の光を東境界線側のヨーロッパ近隣国へ、そしてアジアへと伝える運動を始める運命にある」のです。

非有機的な原理をあてはめるなら、ドイツのバハイにそのような役割を与えることはないでしょう。なぜなら、1940年以来ドイツとその東部のヨーロッパ諸国には緊迫感と不安な状態が続いているからです。

オー ストラリアと日本をつなぐ精神軸に関するバハイの文書の言明は有機的な成長の神秘を十分に例証するものです。気まぐれな観察者は人口や文化や言語、慣習や 人種において非常に異なり、大きな距離によって隔てられたこの二つの国がどうしてその地域に精神的な力の両極として定められているのかと不思議に思うこと でしょう。

時 間を超越する見地から過去と未来を知る神の導きはこのように主張します。-バハイ共同体が来たる数十年または数世紀の間に「聖なる計画」のあらゆる規定を 実現させるために急いで進むにつれて現われるべく運命づけられた機会や挑戦とは、オーストラリアと日本がアジア、オーストラリア地域における信教の事業に 関する卓越した役割を果たすということです。

バ ハイの教えは精神的世界と物質的世界の神秘を明かし、宗教や科学に関する理解を深める助けになるよう、探求の精神によって知性の機能を活かすことを勧めま す。したがって、成長を促す精神的要因と物質的要因の相互作用について私たちがより深く理解し、バハイ共同体が拡大するにおいてたどる進路が時間の経過と ともに明らかにされるにつれ、有機的な成長の神秘は累進的に明らかにされるであろうと私たちは自信を持って予期できるでしょう。

3)アジア・オーストラリア地域

オーストラリアと日本をつなぐ精神軸は「広大なアジア大陸」と「全オーストラリアを含む海半球」の境界領域に位地します。合計すると「アジアとオーストラリアの人口は世界人口の半分以上にもなります。」

この二つの大陸の地域内にはアブドル・バハが「聖なる書簡」の中で特別に名前をあげられた多くの地域があり、それらの地域は「この言及によって祝福された地方における信教の潜在力はいかに大きなものでしょう」という万国正義院の言明を考慮しても深い意義があります。

オーストラリア大陸地域は太平洋をおおいこみ、太平洋は世界最大の海洋であり、そこには1億6千万平方キロメートルにわたる面積内に1万の島々が散らばっています。人口密度は低く、最高人口はオーストラリアの1500万人であり、その面積は米国の面積とほぼ同じです。

ショーキ・エフェンディはオーストラリアを含む太平洋地域を「想像を絶する力を授けられ、その戦略上重要な位置のために、世界を震わす力の影響を感じ、その民族が多様性において得た経験を通じて、人類の運命を著しく形成する」地域として描写なさいました。

アブドウル・バハは「太平洋の三諸島―ポリネシア、ミクロネシア、メラネシア」に注目なさいました。太平洋諸国の土着民は、ショーギ・エフェンディの次の言明によって褒め称えられています。「精神的な感受性や心の純粋さや人格の高潔さはアフリカの部族と同等に太平洋諸国の多くの民族の間にも存在します。」

そ れとは対照的に、広大なアジア大陸には、世界人口の半分以上が住んでいます。守護者はアジア大陸を「人類の主要な宗教の発祥地であり、地球上に繁栄した最 古かつ最強の文明のうち多くのものを生み出した所であり非常に多くの部族や人種が交差する場所であり、非常に多くの民族や国の間の戦場・・・」であると描写なさっています。

万国正義院は最近この地域は「その大部分がバハオラの啓示について知らない10億人以上の人々が住むアジア大陸内のソ連と中国大陸を含む」という事実に注目するように呼びかけました。

何 年も前にアブドウル・バハは、中国について次のように次のように話されたといわれています。-「中国、中国、中国、中国へ向けて、バハオラの大業は前進し なくてはならない。中国への布教者となるべき聖なるバハイはどこにいるのか。中国には非常にすばらしい能力がある。中国人は非常に素朴で、真理を追求する 人々である・・・中国は前途多難有望な国である・・・」

オーストラリアと日本の精神軸が影響を及ぼす地域は、東南アジアをも含んでおり、この地域について、守護者は次のように述べておられます。

「そ の広大さと多様性、太平洋の南北の地域に今やしっかりと確立された諸々のバハイ共同体を隔てるみ淵に端を架けるその地域的な位置、その住民の多くの精神的 感受性、そして人類の将来の活動を方向づけるためにその人々が果たすよう運命づけられた役割―これらのことにより、この広大な地域は・・・世界バハイ共同 体の将来の運命に必ずや遠大な影響を及ぼすのであります・・・」

その他、万国正義院はこの地域について次のように述べています。-「東南アジアの才能あり勤勉な人々は、世界の主な宗教のうち四つを受け入れ、これまであらゆる時代に人類の最大に業績を代表する文明や文化を生み出してきました。」

これらの言葉により、この精神軸の両側にある大陸の地域には、非常に大きな潜在力があり、人類の未来に著しい影響を及ぼすよう運命づけられていることが、明らかとなります。

こ の二つの大陸地域は、世界的なバハイ共同体の発展において果たせる役割に関して補足的であります。まずアジアには布教者や行政運営者の役目を強化する大き な人力がある一方オーストラリアの小さな独立国はバハイの数がその国の人口のかなりの部分を占めるになるようにつれ、また、バハイの価値観が国全体の意識 内に浸透するにつれ、認識と信望を信教にもたらすことができます。

ま た、アジアの信者たちは、「予言的周期」の偉大な宗教の英知の中に根ざした彼等の文化の豊かさを、バハイ共同体にもたらすことができます。それに対して オーストラリアの信者たちは、多くの国では宗教の教義や教会の権威による束縛から解放されており、したがって自由にバハイの生き方に身を委ねることができ ます。さらに、オーストラリアの大部分の人々の間に非常によく見られる個人主義は、アジアの大部分で見られる社会的な協力や団体としての行動の強調に」 よってつり合いを保っています。

このような精神軸は、新しい「世界秩序」の建設のために、世界最大の大陸の民族の最高の特質と、酒井最大の海洋地域をつなぐ橋としての役割を果たすのです。

4)オーストラリアと日本

オーストラリアと日本はそれぞれ精神軸の南極と北極として定められておりいくつかの共通点がある一方、他の天では補足的でもあります。

まず両方とも、「聖約の中心」なるアブドル・バハの使命の間に信教がもたらされたという恩恵にあずかってます。また、信教をもたらしたバハイは、アメリカ からパイオニアとしてきた人であり、後に神の大業の翼成者として使命されました。守護者は日本とオーストラリアのバハイ共同体は「バハオラの『聖約の中 心』が生きておられた間に、また彼によって放散された精神的な力の作用により信教をもたらされたという計り知れない特権」があると述べておられます。

また両方とも大業への奉仕における大きな責任をかかえています。守護者はこう指摘なさいましたーオーストラリアとニュージーランドのバハイは「バハオラの 信教を世界的に確立し、東方の信者らを解放し、信教の独立した地位を認めさせ、その『世界秩序』を誕生させ・・・世界文明を出現させることに関して、その メンバーが今は予期もしてないほどの役割を果たす」でありましょう。

彼はさらに日本のバハイについて『次のようにのべられました。-日本のバハイは「太平洋全域に住む民族や人種をバハオラのメッセージに目覚めさせる重要な 役割を果たし、中国大陸の黄色人種の大部分を将来精神的に征服するバハオラの軍勢の先兵としての役割をはたすべく運命づけられています。」

1957年の東京を中心とする北東アジア地域精神行政会の成立について守護者は「広範囲に渡る中国大陸、その彼方のソ連の広大な領土に対しいつかは訪れる信者紹介への道を開く重要な発展」として祝っておられます。

さらに補足的な特徴もあります。オーストラリアは広大な土地に少ない人口を有していますが、日本は比較的小さな面積の中に大きな人口をかかえています。商 業的にはこの二つの国は最近お互いに重要な貿易の相手国となり、オーストラリアの膨大な自然資源は日本の強力な工業技術によってつり合わせられています。

守護者はオーストラリアのバハイ共同体は「模範的な忠実さ」や「惜しげのない献身」「非常な熱心さ」や「ねばり強い努力」や「犠牲を払う心構え」を示すものとして分析なさいました。あるとき、彼はその秘書を通じてこうおっしゃいました。-オーストラリアのバハイ共同体の「堅実さと健全さと精力は地球上の他の国々のバハイの模範であります。」

アブドル・バハは日本人を「聡明かつ賢明」「すばやい同化の能力」があり、「神の愛業を広めるのに非常にすばらしい能力に恵まれている」と述べられました。ショーギ・エフェンディは日本人を「偉大な洞察力と精神性」を備え「あらゆる精神的な美と物質的な美に対する感受性が非常に強い」と誉め称えられました。彼はまた「真理と美に対する日本人の愛は非常に深い」と書いておられます。

オーストラリアと日本のバハイは信教の将来の発展におけるすばらしい機会と大きな責任を分かち合い、彼らの特徴は同一というよりむしろ補足的であることは 明らかです。したがって、この二つの共同体の和合と密接な協力は、これらの補足的な特質が合体し、片方の国の共同体よりもずっと大きな能力と潜在力を持っ た合同体を生み出すことができるのです。

この補足的な特質が精神軸の神秘と精神軸が信教の将来の成長に及ぼすよう運命づけられた深遠な影響の背後にある秘密のひとつかもしれません。

5)精神軸の発展

バハイ文書は、精神軸の発展において取られるべき処置と、避けられるべき落とし穴について明白に示しています。1918年にアブドル・バハは、日本へのパイオニアであったアグネス・アレキサンダーにこう助言なさいました。―「東洋と西洋が、お互いを恋い慕う二人のように、最高の愛にてお互いを抱きしめるよう、努力せねばならない。」35

精神軸に関するメッセージの中で、ショーギ・エフェンディは、「世界秩序」を築き、強化する上で、オーストラリアと日本のバハイが「密接かつ継続的に提携すること」は「不可欠で、緊急の重要性がある事柄」36である、と指摘なさいました。その密接な提携において、歴史的に画期的な出来事が、昨年(1982年)の9月にキャンベラで開かれた国際バハイ大会における、日本とオーストラリア両全国精神行政会による前例のない合同協議でありました。

守護者はまた、この二つの国の生活の一部をなす三つの障害物をあげられました。また、それらの障害物は、その提携を効果的にし、維持するために克服せねばならないものです。その障害物とは―①「…その二つの国を分断する距離」

②「人種や言語や習慣そして宗教」
③「…その2つの国を切り離し、人種的、政治的敵対心を増大させようとする政治的勢力」37
万国正義院は、その節について最近言及し、次のように指摘しました―

「25年前に記されたこれらの指針は、当時と同様に、今日でも言えることであり、精神軸の両側にある全てのバハイ共同体に苦しみを与え得ることです。」38

精神軸の重要な結果の一つは、日本とオーストラリアのバハイ共同体が他の地域のバハイの支持を得て遂行する共同企画です。精神軸は、「来たるべき年月に太平洋の島々の信教の運命に著しい影響を及ぼすよう運命づけられています」39と、守護者は指摘なさいました。また、彼は、「太平洋の中心地域と、南北の地域に位置する共同体が遅かれ早かれ開始し、成功を収めねばならない共同事業」40についても語られました。

ニュージーランドのバハイ共同体も同様に、将来これらの共同事業において「適切な役割」を果たせるよう、ニュージーランドに「できる限りの援助をする」41ことを、守護者はオーストラリアに呼びかけられました。

万国正義院は、7年計画の目標の一つとして、次のようなことを定めました。

― オーストラリアと日本の両全国精神行政会の協力によって計画し、実行に移されるべき「キャロライン諸島への共同布教企画」を進めること。このように重要な 企画が、太平洋の島々やアジアの企画における広大な合同計画の始まりに過ぎず、信教の初期形成時代における遠い将来にまで引き続けられることには疑いあり ません。

6)世界に及ぼす影響

信教の守護者として初めて、日本のバハイにあてて送られたメッセージである1922年の手紙の中で、ショーギ・エフェンディは、アブドル・バハの言葉を次のように引用なさいました―

「日本は他の国(彼はその国の名を述べられたが、今はそれを秘しておくように命ぜられた)と共に、世界がやがて目撃するであろう人々と国々の精神的な再覚醒に先駆者としての役割を演じるであろう。」42

守護者が後に、日本とオーストラリアの関係について述べられたことを考えると、アブドル・バハが言及なさった2つの国はおそらく、日本とオーストラリアであるという可能性を考えることは、道理にかなっているように思えます。また、精神軸の力は、世界中で「唯物主義や貪欲・堕落や争い」43によって汚染されている社会秩序が必死で必要としている「人々や国々の精神的な再覚醒」を成し遂げることであろうと考えることもありえることであると思われます。

ピーター・カーン博士による論文:1983年5月号のアメリカ・バハイ・ニュース(Bahai News)pp6~10より。カーン氏は当時、オーストラリア地域の大陸顧問。現在(2003年5月)は万国正義院メンバー。

省略語について:Ibidは前掲引用書、see#は参照の意(英)は日本語未翻訳のもの

ショーギ・エフェンデイ:「守護者からオーストラリアとニュージーランドへの手紙:1923-1947」(英)

(Shoghi Effendi:Letter from the Guardian to Australia and the Newzeeland)

「燎原の火―日本―」 (Japan will Turn Ablaze)
「アブドウル・バハの書簡」:第1巻(Tables of Abdul-Baha vol.1)
lbid.
lbid.
ショーギ・エフェンデイ:「神の援助の力」
(Shoghi Effendi:The Power of Divine Assistance )
万国正義院:「導きの源」(英)

(The Universal House of Justise:Wellsipring of Guidance)

「聖なる生き方」(英) (The Divine Art of Living)
「信仰の砦」 P29(英) (The Citadel of Faith)
ショーキ・エフェンディ:「アメリカへのメッセージ:1932-1946」 P33(英)
(See #)
(See#)

万国正義院:1982年9月のオーストラリア、キャンベラでのアジア・オーストラシアバハイ大会へのメッセージ(英)(The Universal House of Justice: Message to the Asian-Australasiann Bahai Conference,Sep 1982)

Ibid.

「万国正義院からのメッセージ:1968-1973」(英)(Message from the Universal Honse ofJustice:1968 –1973)

(See #1)

アブドル・バハv:「聖なる計画の書簡」p.13(英)(Abdu'l-Bahá: Tablets of the Divine Plan)

ショーギ・エフェンディ:「英国バハイ共同体の運命の展開」p.365(英)(The Unfolding Destiny of the British Bahai Community)

「バハイ世界」第12巻 pp.180-181(英)(The Bahai World Vol.12)
(See#13)

「西の星」第三巻 3号 p.37(英)(Star of the West, VolⅢ,No3,p.37)

「バハイ世界」第13巻 p.302(英)(The Bahai World, Vol 13,p302)

(see#15)
(see#1)
Ibid
Ibid
(see#2)
(see#1)
Ibid
(see#2)
Ibid
Ibid
Ibid
Ibid
35Ibid
36 (see#1)
37 Ibid
38 (see#13)
39 (see#2)
40 (see#2)
41 Ibid
42 (see#2)
43 (see#13)

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