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Proclamation of Baha'u'llah : To the Kings and Rulers
バハオラの宣布
バハオラの宣布
世界各国の国王、為政者への書簡
「地上の全人類に予言されていた時代が今こそ到来した」
1967年
バハイ世界本部(ハイフア)

我 は、世界中のためになることと、世界中の国の幸福を願っているにすぎない。然るに、人々は我を不和と動乱を引き起こす者であり、鎖につなぎ追放するに値す る者であるとしている。 ...すべての国が信仰において一体となり、すべての人々が同胞として一つになること、人類間の愛情と統合のきずなが強められる こと、宗教間の相違が消え、人種の差別がとりはらわれることなど、これらのどこが害になるというのか。むしろ、これらが実現されれば、無益な争いや、破滅 を招く戦争は終り、やがて最大の平和がくるであろう に、国王や為政者たちは人々の助けになることよりも人類を破壊する手段のために国の財宝を惜しみなく浪費しているのである。 ...このような争い、流 血、不和はなくさねばならない。そして、すべての人々は、一つの民族、一つの家族のようにならねばならない。 ...誇りは自国を愛する者にあるのでな く、人類同胞を愛する者にこそあるのである。

【目次】
まえがき
世界各国の国王、為政者への書簡           5
すべての国王、為政者へ                   7
ナポレオン三世へ                       19
アレキサンター二世へ                     27
ヴィクトリア女王ヘ                       33
ウィルヘルム一世へ                      39
フランシス皇帝へ                        43
トルコ皇帝アブドル・アジズヘ                 47
イラン国王ナセル・ティンヘ                  55
アメリカの為政者へ                     61
各国の国民選出の議員へ             65
宗教界の指導者への書簡              69
すべての宗教界の指導者へ                71
法王ピウス九世へ                       81
各宗教の僧侶と信者たちへ                  87
人類への重大な告知                 107
序 言

お よそ百年前、バハイ信教の創始者バハオラは世界中の国王や為政者、宗教界の指導者、それに一般の人々に対し、長い間約束されていた世界平和の時代がついに 到来したと、明確に、分りやすく説明しました。そして、自分こそは人類の間にみられる憎しみや敵対心を生む現在の制度を改め、神の望まれる世界秩序の精神 と形態を創るために神が遣わされた使者であると宣言しました。

当 時、各国の君主たちは非常に大きな権力と武力をもち、地上の大部分を支配していました。バハオラは自分の伝えた教えのために故国ペルシャを追われ、当時絶 対的権力をもっていたオスマン・トルコ帝国に囚われの身となりました。バハオラはこのような境遇の中で世界中の為政者に書簡を送ったのでした。国王たちや 法王に送られたこれらの書簡は各人の手元に届けられたのですが、そのほとんどは無視されたり、拒絶されたりして、メッセージにこめられた有益な助言や忠告 はまったくきき入れられませんでした。そればかりか、書簡を届けた者が捕えられ残酷な拷問にあい殺害されたりもしました。

バ ハオラは当時の為政者たちが自分たちの支配による栄華に酔いしれるあまり、自分自身の利益になることも見分けられない状態にあることを見て、「...人類 を分裂させ、苦しめている争いは日増しに増大している。悲しいことに現在の秩序は欠点に満ちており、いまや迫りくる変動と混乱のきざしは明白である」と告 げました。彼はまた、多くの支配者たちがその地位を失い、世界中の人間が受けなければならない神の懲罰の悲惨な様子について述べた。

次にやってくるものについて、バハオラは「今の時代の秩序は間もなく取り払われ、その代りに新しい秩序がしかれるであろう」と述べています。

バハオラは1892年にバハイ信教の聖地イスラエルで没しましたが、その後、この古い秩序の消滅は止まるところを知らないといえます。パハオラの世界秩序の 基本的な救えは人類の統合です。「おお人の子よ、神の教え、神の宗教をおしすすめる第一の目的は人類の利益を守り、人類の統合をなしとげることである」と 彼は述べています。また、「人類の福祉、平和、安全は、人類の統合が確立されぬ限り、決してなし遂げられない」と忠告しています。この統合こそがバハオラ の告げた彼の使命であり、バハイ活動の目的でもあります。そのバハイの大要と機構は、バハオラの曾孫で、バハイ信教の守護者であるショーギ・エフェンデイ の書いた次の文章の中にみられます。

「バ ハオラによって示された人類の統合とは世界政府の樹立を意味する。ここではすべての国家、民族、種族、階級は緊密に、恒久的に一つに結ばれます。各国の議 会の自治権が認められ、そこでの個人の自由や発議権も明確、かつ完全に守られます。この世界政府について具体的にいうと、まず国際立法院があります。これ は世界中の人類の信任をえた人々からなり、各国のあらゆる資源を管理し、必需品の供給、人種、国家間の関係の調整に必要な法案を制定します。つぎに国際行 政院は国際警察軍に支えられ、国際立法院によって決定されたことを実行し、制定された法律を適用し、そして世界政府の組織的な統合を守っていきます。国際 司法院はこの国際機構を構成している各国家間に生じた紛争に対して、強制的、最終的な判決を裁定し、発効させるのです。世界通信網も案出され、それが全地 球に行きわたり、各国間の障壁、制限をとりはらい、驚くべき速さと完全な規則性をもって働きます。世界政府の首都は世界文明の中枢部となり、生命力のある 統合の力がここに集約されます。さらに、ここから強力な影響力が放散されます。国際共通語が、新しく作られるか、あるいは現存の言語の中から一つを選んで きめられ、各国で母国語につぐ補助語として教育の場で教えられます。世界的に統一された文字、世界的に統一された通貨、共通度量衡などは、人類、国家間の 連絡や理解を容易にし、促進するでしょう。このような世界的規模の社会においては、人間の生活で最も大きな二つの力である科学と宗教は一致し、調和を保ち ながら発展していくでしょう。このような制度のもとでは新聞は人間全体の種々の意見、考え方を十分に表現します。新聞のもつ利点が我的にも公的にも悪用さ れることはなく、たがいに争う政府や国民にも影響されないでしょう。世界中の経済資源も組織化され、原料資源は開発され、十分に利用され、市場もまた調整 されて大きくなり、生産物の分配も公平に行われるでしょう。

国 家間の競争、憎悪、陰謀はなくなり、民族間の憎悪、偏見も協調の態度にかわっていくであろう。宗教間の争いの原因は永久になくなり、経済上の障害、制限も 完全に消えてゆくであろう。そして各階級間の極端な差も除去されるであろう。一方では貧困、他方では我有物の莫大な蓄積ということもなくなる。戦争に費や される経済的、政治的な膨大なエネルギーは、人間の発明と技術開発の拡大、全生産高の増大、疾病の根絶、科学研究の推進、身体的健康水準の上昇、人間頭脳 の明晰化と洗練、未知の資源の開発、その他全人類の知的、道徳的、精神的生活の鼓舞に要する他の要素の助成、これらの目的に集中されねばなりません。

世 界政府とは、全地球を支配し、想像を絶する莫大な資源に対して絶対的な権限をもち、西洋と東洋の考え方を一つにまとめて新しいものを造り出し、戦争や不幸 の原因をなくし、地球上の利用しうる資源の開発に力を入れるものです。そこでの軍隊は正義の僕です。これらのすべての人々はただ一つの神を認め、神の啓示 に忠誠を誓います。これこそが、人類が生命の統合力に動かされて進んで行くべき目標なのです。

バ ハオラが告げた言葉は、希望や愛に満ちた実際的な再建のための言秦です。今日われわれは祖先がバハオラの呼びかけを拒絶したために生じた苦々しい結果に悩 まされているのです。今や新しい政者や新しい人々の時代に変りました。この人たちはバハオラの言葉に耳を傾け、目前の破局をさけるか、やわらげてくれるで しょう。このことを願いながら、また、こうすることが神聖な義務であると考えて、バハイ信教の世界運営機関であるこの万国正義院は、再びその書簡からいく つかを選び、百年前の力強い呼びかけの真髄をここに宣布する次第です。同じように世界中のバハイ信徒たちもこの百余年、自分たちのまわりの人々にこの新し い神の導きと愛を伝えようと、希望と信念とをもって全力をつくしているのです。そして、これらの努力がけっしてむだにはならないと確信しております。

イスラエル ハイファにて、1967年
世界各国の国王、為政者への書簡
すべての国王、為政者へ

お お、地上の国王たちよ。すべてのものの最高の主が、到来された。その王国は全能なる保護者であり、自存し給う神のものである。神以外の何ものをも礼拝すべ きではない。輝かしい心を持ち、自らの顔をすべての御名の主であるあなた方の主に向けよ。これこそは自分たちが持っているいかなる所有物にも比べえないほ どの啓示なのである。もし、このことを知りえたならば。

あ なた方が他人のものを自分のものとして貯え、「我の、守護する書簡」のほかには何らの価値もない世界から自分を閉め出しているのが我には分る。あなた方が 蓄えた財宝があなた方をその究極の目的からはるかかなたへと引き離してしまったのである。これはあなた方にふさわしくないことである。 もし、このことを 知りえたならば。あなた方の心からすべての俗界の汚れを洗いおとし、天地の創造主なる主の王国に入るよう急げ。主は世界を震えさせ、そこに住むすべての人 々を嘆き悲しませた。しかし、一切のものを捨てて「隠された書簡」が命じたことを忠実に守っていた人々は例外であった。

お お、地上の国王たちよ。「最も偉大なる掟」がこの地点、無上の光輝を放つこの場で啓示された。隠されたもののすべてが「最高の命令者」の意志によってあか るみに出された。その「最高の命令者」は「最後の時」へと人々を導いており、彼によって「月」は裂かれ、変更し得ないあらゆる命令が述べられたのである。

お お、地上の国王たちよ。あなた方は従者に過ぎない。王の中の王なるものが最も素晴らしい栄光に身を包んで出現し、あなた方を危急の場の援助者であり、自存 し給う神のもとへ招いている。高慢さの故に啓示の源を認めそこなったり、この世の様々なものによって自分たちを天の創造主である神から覆い隠すことのない よう注意せよ。奮起して、すべての国民の「願い」である神に仕えよ。神はあなた方を神の言葉によって創造し、常に神の主権の象徴であれと命ぜられた。

神 の正義にかけて。あなた方の王国を掌中に収めるのが我の望みではない。我の使命は人々の心をつかみ、それを保持することにある。バハの眼は彼らの上に向け られている。もし、このことを理解しえたならば。「御名の王国」がこれを証明している。自らの主に従うものは誰でも、この世、およびその内にあるすべての ものを放棄するであろう。ましてや、堂々たる地位を保持する者から離反することは、更に重大なことであるに相違ない。あなた方の宮殿を捨てて、「神の王 国」に急いで入る許可を得よ。実に、このことは、この世にあっても、次の世にあっても、あなた方のためになることであろう。高き領土の主が、このことを証 明している。それに気がつきさえすれば。

我 以外のすべてのものから身を引き、「わが王国」で「我の大業」を助けようと立ち上がる国王を待ちうけている至福は何と大きなものであろうか!このような国 王は神がバハの人々のために準備されたあの「真紅の箱舟」の仲間に入れられるであろう。すべてのものはその国王の名を讃美し、その地位を尊重するに違いな い。その者は、眼に見えるもの、見えないものの王国に住むすべてのものの全能なる保護者である「我が御名」という鍵で町々を開くのを助けるに違いない。こ のような国王は人類の眼そのものであり、創造物の額に輝やく装飾であり、全世界に幸福をもたらす源泉である。おお、バハの人々よ。あなた方の所有物をさし だせ。それだけでなく、人民を助けるために自分のその生命をも捧げよ。我はあなた方に何物も求めてはいない。まことに、我は神のためにあなた方に勧告す る。そして、あなた方の手によって我の身に降りかけられたことに我がたえてきたように、あなた方も忍耐せよ。

おお国王たちよ。

お お、地上の国王たちよ。あなた方の耳を神の声に傾けよ。その声は「聖なる平原の真紅の丘」にある崇高で、実もたわわな「木」よりの呼びかけであり、「彼の 他に神はなく、全能にして全智なる者」という言葉である。おお、全ての国王たちよ。神を畏れ、この最も崇高なる天恵を奪われることによる苦しみを課せられ ることがないようにせよ。そして、自分たちが所有する物を投げ棄て、気高く偉大なる「神の御手」をしっかり握れ。あなた方の心を神の顔に向け、自らの欲望 が命じることに棄て去れ。滅び去る者の仲間となるな。おお、僕らよ、バブという御方の物語を人々に語り伝えよ。バブが真実をもって人々を訪れ、栄光に輝く 重要な教えの本をさげ、神からのしるしと証拠、神からの聖なる祝福された証拠を手に持って現われた時のことを人々に伝えよ。おお、国王たちよ。あなた方は バブの時代に、神からの使者の言葉に注意を払わず、天国の地平線上に立ちのぼり、輝きわたった光に背を向けた。太陽が輝くとき太陽を認めざるを得ないよう に、あなた方は、当然、神の大業を調査すべきであった時にそれを怠ったのである。かの残酷なペルシャの聖職者たちがバブに判決を下し、不正にも彼を殺害す るに至ったがあなた方は全く不注意でいたのである。彼の精神は神のお側に昇って行った。神の近くにいる楽園の住人と天使たちの目はこの残酷さのために激し く涙したのである。今後は以前のように不注意であってはならない。自分たちを創った神のもとに帰り、不注意なる者たちの仲間となってはならぬ。我の顔は ヴェールの外に現われ、天地にある全てのものの上にその輝きをまき散らした。

あ なた方は神によって創られたにもかかわらず神に向っていない。おお、全ての国王たちよ。それゆえに、我があなた方に語りかける言葉に従い、我の言葉を自分 の心で聞け。そして、わが言葉に背を向けた者らの仲間とならないようにせよ。というのも、あなた方の栄光は自分の主権の中にあるのではなく、神のお側近く にいることと、神の聖なる、永遠に保持される書簡に書き記された神の命令を遵守することにあるからである。たとえ、あなた方の一人が全地上を支配すると も、すなわち、この地球の全ての海、全ての土地、全ての山、全ての平原を手中に収めても、なお、あなた方は神の記憶に残ることはあり得ない。このようなこ とはあなた方を利するものではない。このことは、嫌でも知らざるを得ないであろう。それゆえ、立ち上がれ。そして、あなた方の足をしっかりと踏み、自分が 逃したものの埋め合わせをし、それから、神の聖なる宮廷に、また、神の力強い大洋の岸辺に向え。そうすれば、神がその輝かしい心の貝殻のうちに貯え給うた 知識と英知の真珠があなた方に示されるであろう。神の微風が心の上に漂うのを妨げることがないよう注意せよ。神に向った者の心はこの微風を通じて生命を与 えられるのである...

あ なた方に援助を求める者たちを、決して不公平に扱うことがないよう注意せよ。神の畏れの中を歩き、神のごとき生活をする者たちの一員となれ。自分のもつ権 力、武力、富の上で安穏とするようなことがあってはならない。全ての信頼と自信を、自分を創り給うた神に置け。そして、あなた方のすべての業務において神 の援助を求めよ。救援はすべて神からのみ訪れるのであり、神は自から欲する者を、天と地の軍勢によって常に援助されるのである。人々の中の貧しい人こそ神 の信頼し給う人であることを知れ。神の信頼を裏切ることのないよう、また彼らを不当にとりあつかい、悪を行う者らの歩む道を進まぬよう気をつけよ。「正義 のはかり」が示され、すべての人がその報いを受け、貧富の区別なく、すべての人の行為が正当に価値づけられる時がくるその日に、あなた方はまちがいなく神 の信頼に答えるよう求められるであろう。我が、比類なき言葉でこの書簡の中で述べている忠告に無頓着でいるならば、その懲罰はあらゆる方向からあなた方に おそいかかり、神の正義の言葉による宣告が下されるであろう。その日に到れば、あなた方はもはや抵抗する力もなく、まざまざと自分たちの無力をみせつけら れるであろう。自分と同様に自分の下にいる人々に情けをかけ、神がその聖なる最高の書物の中に書き記された教えにしたがって彼らを裁きなさい。この書物の 中で、神は一つ一つのものすべてに一定の基準を定め、すべてについて明確に説明を加えており、それ自体が神を信ずる人々にとって一つの忠告となっているの である。

我 の教えについてよく研究し、我の身に起きたことについてよくしらべ、それから我と我の敵とどちらが正しいか決めよ。自分の隣人に対して公正に対処する人間 となれ。もし迫害する者の手をくい止めることができず、踏みにじられている者の権利を守ることもできないならば、人々に対して自分自身を誇ることなどでき ようか。では何を誇りに思うことができるか。自慢にしている食べ物や飲み物なのか、自分の財宝による豊かさなのか、身を飾る衣裳の数なのか、またその値う ちなのか。もし真の栄誉がこれらいつかは滅びさるものの中に存在するとしたら、全能なる神の定めにより、これらすべてを与えられ、そして今その上を歩かせ ている大地こそ自分を誇りに思ってよいはずである。この大地の内部には、神の命じられたとおりに、あなた方のもつすべての物が含まれているのである。神の 恵みによって、この大地から自分の富をひき出したのである。自分の立場と自分が自慢しているものについてよく考えてみよ。このことを理解する者となること を願う。すべての創造物の世界を手の中に握る神にかけて、あなた方は理解していない。神の教えにしっかりと身をゆだね、神の掟に心からしたがえ。神の掟は かならず実現されるということを知り、着実に正しい道をあゆむ決心をしないかぎり、あなた方の真の安定した栄誉はありえない。...

お お、国王よ。我は、一瞬の休みもなく身に降りかかる苦難の日をおくり、すでに二十年が過ぎ去った。我が耐えたこれらの苦難に耐えられる人間は他にはいな い。あなた方はこのことを理解できまい。神の顕示者に反対する者は顕示者を死に至らしめ、その血を流させ、財産を略奪し、尊厳を傷つけたのである。我の苦 悩を知っていながら、あなた方は迫害する者の手をくい止めようともしなかった。圧制者の暴虐をおさえ、人々を公正にとりあつかい、世の人々にあなた方の正 義に対する深い認識をしめすことが、あなた方のすべき義務ではないのか。

人 々を正義にもとづいて統治し、踏みにじられた人々の権利を守り、誤ちを犯す者を罰すべく、神はあなた方の手に人民の政府の手綱を委ねたのである。神の書物 の中で、神があなた方に処方した義務を怠るようなことがあれば、あなた方の名は神の目に、不正なる者たちの中に数えられるであろう。このような誤ちを犯す とすれば、それは、まことに悲しむべきことである。あなた方の想像が造り出したことのみに執着し、最も高尚で、近づくことのできない、また、すべてを感嘆 させずにはおかない全能なる神の命令を後ろに棄て去ろうというのか。あなた方が所有するものを放棄せよ!そして、神があなた方に遵守するよう命じ給うたこ とのみに執着せよ。神の慈悲を求めよ。神の慈悲を求める者こそ神のまっすぐな道を歩むことになるのであるから...。 神が、神の原理を高揚し、天にいる者の目にも、地にいる者の目にも、すべて、神のしるしを明示する日が近づいている。いかなる状況下においても、全信頼を あなた方の主におき、目を主に固定し、主の真理を拒絶する者からはきっぱりと顔をそむけよ。あなた方の主である神のみを完全なる救助者とし、また援助者と せよ。たとえ、自分に顔を向ける者が一人も発見できなくとも、我はあなた方にこの地上の勝利を保証し、我の原理を全人類の上に高揚することを保証する。

お お、地上の国王たちよ。あなた方は、毎年それぞれ経費を増額して人民たちに重荷を負わせている。まことにこのことは、はなはだしい不正行為である。この虐 待されし者〈バハオラ〉の嘆息と、悲痛の涙とを畏れて、人民たちに過度の重荷を負わせないようにせよ。彼らのものをかすめとり、自分自身のために宮殿を建 てるようなことがないようにせよ。いや、むしろ、自身のために選ぼうとするものを彼らのために選ぶようにせよ。もしあなた方が理解するなら、それは、むし ろ自分たちの利益になるものであるということを理解できよう。あなた方の国民はあなた方の宝である。あなた方の支配が神の命令にそむかず、自分たちの管理 を盗人の手に渡さぬよう気をつけよ。人民がいるからこそ統治ができるのであり、彼らの財産によって暮しがなりたち、彼らの助けによって勝利を得ることがで きるのである。にもかかわらず、あなた方はどれだけ彼らを軽視し、見下していることか。なんとも奇妙なことである。今や、あなた方は最大の平和を求めよう とはせず、自分自身や一族の状態を少しでも改善しようとして小平和にすがりついている。

おお、地上の支配者たちよ。軍備はあなた方の国土や領土を守る手段として以外には不要となるように、仲間同志の間でお互いに和解せよ。全知にして、信心深い者の忠告を無視しないよう注意せよ。

地 上の国王たちよ、一つに団結せよ。これを理解する者ならば。それによって、あなた方の間の不和の嵐は静まり、国民は平安をみ出すことができよう。万一、あ なた方の中の誰かが他に向かって武器をとった場合は、他の全員が一体となってその者に向って立ち上がらなければならない。これは正義を現わすもの以外の何 ものでもないからである。

唯 一真の神は、これまで人々の心を神自身の唯一の持物とみなしてきたし、将来もそうみなし続けるであろう。神の栄光に讃美あれ。その他のものはすべて、それ が地や海に属すものであれ、富や栄誉に関するものであれ、神は、地上の国王たちや支配者たちに譲り渡された。「神は欲することは何事でもなし給う。」とい う言葉を宣布する旗印しは初めなき初めから、神の顕示者の前で輝かしく掲げられた。今日、人類はは権威ある者への服従と、賢者の綱に忠実にすがることを望 んでいるのである。人類の直接の保護、保証、安全のために必要な手段は人間社会の統治者の手に任せられている。これこそ、伸の望み給うことであり、神の掟 である。...地上の国王たちの一人が神のためにこの不当な扱いを受け、また、圧迫されている人たちの勝利のために立ち上がることを、我は望んでいる。か ような国王は、永久に讃美されるであろう。神は、人々に、彼らを助ける者へは誰であろうと、力を貸し、彼の最善の利益のために尽し、彼に常に変らぬ忠誠を 示す義務を命じられた。我に従う人々はどのようなことがあっても、我が大業の勝利のために立ち上がるすべての者の福祉を増進するよう努力しなければならな い。そして、いつも、そのものに対して、彼らの献身と忠節を示さねばならぬ。我の忠言に耳を傾け、それを遵守するものは幸福である。我の望むことを実行し 得ない者には悲しみが来るであろう。

ナポレオン三世への書簡

おお、パリの王よ。もはや鐘を打ちならす必要がないことを僧侶らに告げよ。真理なる御方、神にかけて告げる。最も力ある鐘が、最も偉大なる名を持つ新しい顕示者によってもたらされ、最高の、最上の主の意志の指が、不滅の 天上において、栄光に満ちあふれる神の名の中で、打ち鳴らしているのである。地上の全種族がうめき苦しみ、全都市の基礎がゆれ動き、不信仰という塵埃が、 すべてを知り、すべてに通じ給う神が特別に守っておられものを除く全人類をつつんでいるこの時に、汝が天上地上の創造者である神を思い起こすことができる よう、主の力に満ちた言葉が、再び汝のうえにもたらされているのである。言うがよいい。「光り輝やく雲の中で拘束されぬ御方が、すべての創造物に慈悲深い神の名というそよ風をもたらし、すべての人を、全世界を一つにし、天から下されたこの書物の 周囲に集めるために現われた」と。神の恵みが与えられたのに、それを否定することがないよう気をつけよ。今、汝が持っているものよりこの方がはるかに価値 があるのである。なぜなら、神のもたらされるものは消滅することはないが、今所持しているものはかならず消えさるものだからである。神はまことに、お望み のままに命じ給う。明らかに、慈悲深き神である汝らの主から寛容というそよ風が漂ってきている。この方向に向かう者は誰であれ、罪を清められ、苦しみと病いから解放されるであろう。この方向に向かうものは幸福であり、背を向けるものは悲しみに打ちのめされよう。

もし、汝が心の耳を全創造物に傾けるならば、「古来の日が、その偉大なる栄光の中に現われた!」という言葉を聞くであろう。すべてのものがその主をたたえている。神を知り、思い起こすものもあれば、神を思い起こしても、知ることのできないものもいる。そこで、神は、ある明白なる書物の中に神の命令を書き下されたのである。

おお、国王よ。永遠の町のかなたで、神聖なる、雪のように白い地点よりさらに高められたこのシナイ山上の新緑の木の中で燃えている火の中から呼んでいる声に耳を傾けよ。その声は、「寛大なる、最も慈悲深い神は、我の他にない」と呼んでいる。神は新しい顕示者を送り、彼を聖霊をもって助け、最も偉大なる栄光にみちた主の意志という地平線から輝やき出るこの光を 汝に送るようにしたのである。そして、今やその顕示者のしるしは西洋においても現われている。汝の顔をしっかりと、この顕示者に向けよ。今のこの時代こ そ、かつてのいかなる時代よりもすばらしいものとして神が定めた日である。そして、この顕示者からのあふれでる栄光のすばらしさが、今や天上、地上すべて の人のうえに雨と降りそそいでいるのである。神に仕え、神の教えのために働くよう立ち上がれ。そうすれば、神は、眼にみえるもの、みえぬものすべてをもっ て助け、日いずる全ての地を治める王とするであろう。汝の主こそは、まさにあらゆる力をもち、全能であり給う。最も慈悲深き者からのそよ風は全創造物のうえを吹き渡り、このそよ風の香りをみつけ、健全な心で自分をその方向に向ける者は幸せである。汝の住居は我の名と いう装飾で飾られ、舌は神を思い起こし、そして心は、全能で最高の神への愛で満たされるようにせよ。神は、汝のために、今汝が所有しているものより、い や、地上の全ての宝物よりも、なおすばらしいものしか望まれないのである。まことに主は、すべてを知り、すべてに通じ給う。神の名において、神の僕と共に 立ち上がり、告げよ。「おお、地上の人々よ。汝に顔を向けている者に汝の顔を向けよ。彼こそは汝らの中の神の顔、神の証明、神の導きである。この顕示者は、誰も作り出すことのできない証明をもって現われたのである」と。燃えさかるやぶから聞える声は、世界の中心地から上り、聖霊は各国で声高らかに呼んでいる。「みよ。人類待望の御方がゆるぎなき支配力をもって現われた」と。

お お、国王よ。人々が今まで知識の道標としていた空の星は消えた。自分の知っていることだけで我が教えの真実性を証明をしようとしたり、また、それだけで我 が名の中に神を思い起こそうとしても無理である。にもかかわらず、我がわが栄光のうちに彼らの前に現われたとき、彼らは顔をそむけていた。彼らこそ、まさ に消えさった者である。このことは神の聖霊が真理をたずさえて現われた時に告げたことであった。しかし、ユダヤ教の学者たちは異議を唱え、ついに聖霊を嘆き悲しませ、神に近い人々の涙を流させるようなことまで犯したのである。70年間も神をあがめてきたパリサイ人が、どのようにして、神が現れたときその息子を否認し、不義を犯したにもかかわらず、神の王国に入ったかを考えてみよ。こうして、このペンは、汝が、過ぎ去った時代に起こったことについて告げ、それを真に信じる者たちの間でこの日のことを思うように、永遠の王に決められたよう汝に勧告する。

述べよ、おお、僧侶の集合たちよ。教会や修道院への隠遁から脱出せよ。わが許しをもってそこから抜け出して、あなた方と他の人々の益になることに勤しめ。決算の日の主である彼はあなた方にこのように命じる。わが愛の 強固なとりでに自身を隔離せよ。真にこれはあなた方に適した隠遁である。このことを理解する者ならば。自分の家に引きこもっている者は実は死んだ者であ る。人類を利することに力を注ぐことは人間としての義務である。果実を結ばない者は火にくべられる方が良い。あなた方の主はこのように忠告する。彼こそは 威力に満ち、恩寵深い御方におわす。結婚せよ。あなた方の後、他のものがあなた方の跡を継げるように。我は、誠に、淫乱な行為や不貞を禁じた。自分の本性 を刺激することに執着し、神の法令に叛くようなことのないように。神を怖れよ、そして愚か者になるな。というのも、わが地上で我を思い起こす者のためにわが属性とわが名は啓示されたのであるから。反省せよ、そして、ヴェールによって彼から自分を追い出す者や、眠り込んでいる者となってはならない。不実なる者の手がなしたことによって、結婚しない者の住むところはなく、彼の頭が横たえられる場所もない。彼の聖なるところはあなた方が信じ、想像したことの中にあるのではなく、むしろ、我に属することにあるのである。あなた方が彼の地位に気付かせられるよう懇願せよ。彼の地位は地上のすべての人の空想を超えて高貴である。理解する者は幸いである。

お お、国王よ。あなたがクリミヤ戦争に関しての決定について、ロシアの皇帝に送った手紙の中に返事として書いた言葉を我は聞いて知っている。主は、すべてを 知り、すべてに通じ給う。あなたは「黒海で溺れ死に、苦しめられた人々の叫び声で、寝椅子で休んでいた我は急に眠をさました」といっている。こう言ってい たのを我は聞いたし、あなたの主である神もこのことを証言している。しかし、あなたを起こしたのはあの人々の叫び声ではなく、自分の欲望であったと我は断 言する。なぜなら、我はあなたを試し、そしてあなたの欲望を見破ったからである。我のこの言葉の意味をよく理解し、分別ある人となりなさい。あなたに非難 の言葉をあたえるのが我の願いではない。我は権威をすて、この死からのがれられない世界で、あなたと相談しようとしたのである。謙虚というものを我は他の 物とはっきりと区別し、神に近い人にもっともよく似合う本当のしるしとした。事実、この謙虚さは、年令を間わずすべての人にふさわしい衣である。自分の体 をこれで飾る者は幸わせであり、この恵みを失っている者は不幸である。もしあなたが自分の言葉に忠実にしたがうならば、全能者、全知者である神から神の書を 送られた時に、それを放り投げてしまうようなことはしなかったであろう。これによって、あなたが自分を偽わっていることが我には明白となった。立ち上が り、自分を逃れたものについて修正せよ。やがて遠からず、今の世界とあなたの所有するすべてのものは消えさり、あなたの主であり、あなたの祖先の主であっ た神の王国だけが残るであろう。自分の欲望の命ずるままに、周囲のことがらを処理すべきではない。この迫害されている者・我のしるしをおそれ、不正な行為という槍から盾となって守れ。

あなたが今まで行ってきたことのために、その王国は混乱の渦の中に落ちこみ、あなたの王座は、自分がもたらした結果の罰として自分の手から離れていってしまうであろう。その時になって始めて自分の過ちを認めるであろう。あなたがこの神の教えのために立ち上り、神の聖霊であり、正確な路である新しい顕示者に従うことのない限り、あなたの国の人民は大きな動乱にまきこまれるであろう。あなたのその栄華が高慢さの原因なのか。わが生 命にかけてはっきり言う。その栄華は、神への絆をしっかりと握りしめていなければ、かならず滅びるもので永続するものではない。我には、あなたが不注意で いる間に失墜がもうすぐそこまで忍びよっているのがみえる。あなたがいますべきことは、神のその栄光の座からの呼び声が聞こえたとき、自分の所有するもの すべてをすてて、「おお、地上と天上のすべてのものの主である神よ。我はここにおります」と声高く叫ぶことである。

お お、国王よ。我はイラクの国にいた。そして、そこを離れる時も迫っていた。イスラムの王の命令により、その指示のままに動かねばならなかった。目的地に着 いた時、この世のいかなる書物も書きつくせぬほどのはげしい敵意に悩まされた。その時には、天国の住人たちも、聖なる館にすむ者たちもこれを嘆き悲しん だ。にもかかわらず、この世の人々はなお厚いヴェールにおおわれてしまっている。...

我のまわりの状況は、日々、いや一刻一刻苛酷なものになっていく。やがて我は今のこの牢獄からつれ出され、あきらかに正義に反した処置によって、最大の牢獄へと移されるのである。...

あ なたの目的とすべきことは、神の信頼を身に受けることであるという、この真理を知りなさい。そして、自分自身を見つめるのと同じように他の人々をも見つめ よ。狼がひつじの群の牧羊者となるのを許さないよう注意し、貧しい人々や不安な日々を送る人々から目をそらすことを誇りに思ったり、自慢したりしてはなら ない。わが名において、この世のものを放棄して地平線上に立ち、そして強さと威力の主の命令に従い、神の王国へと顔を向けよ。あなたの王国を我の名で飾 り、そして我の教えを伝えるために立ち上がりなさい。これは、今あなたが持っているものよりはるかに価値がある。このとおりにするならば神はあなたの名を 他の王より一段と高い所におくであろう。神はすべてにまさる力を持ち給う。神の名のもとに人々の中に進み、神の力によって、地上の人々に神のしるしを示す ようにしなさい:..。

こ の世は、種々の病気をもっている人間の体にたとえられる。この病気をなおすには、体の各部を調和させることが必要である。我がすでに述べたことがらに集中 し、人々の中に不和を招くような道を歩まないようにせよ。この世について、また人々の状態についてよく考えよ。新しい顕示者のために世界は存在するのに、 道を失った人々の手によって作り出された理由のために彼はもっとも荒涼とした牢獄都市に幽閉されている。この牢獄都市の地平線から、彼は人々を最も強大 な、最高の地位にある神の日の夜明けへと導いた。あなたは手にした財宝を前に、勝ち誇ってはいるが、それらはすべて消えさるものであることを知っているの か。地上のわずかの部分を支配して喜んでいるが.それはバハの人々にとっては死んだ蟻の目の黒い部分ほどの価値しかないのである。わずかな領土はそれに執 着している者たちに手渡してしまい、自分は世界の望みである神に向かえ。高慢であった人々はどこへ行ってしまったか。また彼らの宮殿はどこへ消えさったのか。彼らの墓をみてみるがよい。我がすべての人に教えたことでもあるが、これがよい教訓である。もしあなたが、この新しい啓示のそよ風が自分の身に吹いてくるのを感じたなら、あなたは世欲から離れて神の王国へと向かい、最高の洞察力へと少しでも近づこうと自分の持つすべてのものをすてさるであろう。

アレキサンダー二世への書簡

おお、ロシアの皇帝よ。王なる者、聖なる者である神の声に耳をかたむけ、天上の集りの中にあって最も高き称号を持ち、創造物の世界にあって光輝ある者であり、栄光ある者、神の名により呼ばれるものの住むところ、楽園に向かえ。

自分の望みのためにあわれみ深き者、最も慈悲深き者で ある主の顔に向かわないということのないように注意せよ。我は、実際にあなたがひそかに主に祈願したのを聞いた。そこで、我の慈愛のそよ風が吹き起こり、 慈悲の潮が打ちよせあなたに答えた。まことに、主は全知者にして聡明なる御方である。我が鉄鎖につながれた時、あなたの公使は援助の手をさしのべた。それ により、神はあなたに、神以外のいかなるものも知り得ぬほどの地位を定められた。他のもののためにこの至高の地位をすてることがないよう気をつけ よ。...自分の主権のために至高の主権を持つ者から離れることのないよう心せよ。まことに、神は神の王国を 持って現われ、原子という原子が皆、「見よ!主は大いなる尊厳をもって現われた。」とさけんでいる。父なる者は現われた。神の子は聖なる谷でさけんでい る。「我、ここにあり。おお、主よ。我、ここにあり。我が神よ。」シナイ山はその周囲をめぐり、やぶに燃え立つ炎は呼んでいる。「雲にのって恵み多き者は現われた。幸いなるかな、彼に近寄る者。わざわいなるかな、遠く離れたる者。」このすべてを服従させる大業の名において、人々の中に立ち上がり、人民を高遠なる御方、偉大なる御肩である神の下に召集せよ。神を唯一の名で呼び、すべての名の的である顕示者が現われたとき、彼を否定し、彼に背き、ついに彼に対してあきらかに不公正な判決を下した者たちの同類となってはならない。神の聖霊が 現われ、ヘロデ王の判決を受けた日のことを想い起こし、熟考せよ。それでも、神は、見えぬ者の軍勢を伴なって彼を助け、真理によって彼を守り、彼を他の土 地に送ったではないか。神はまことにすべて望み給うとおりに定められる。あなたの主はたとえ大海の中にいるものであろうと、蛇の胃の中にいるものであろう と、また、圧政者のつるぎの下にいるものであろうと、それが望み給うことであるなら保護される。

再び言う、この牢獄より呼ぶ我の声に耳傾けよ。我の栄光を示すべき者たちの手によってわが美に ふりかかったことを知れ。我のもつ力にもかかわらず、我の忍耐がいかに大きかったかを知れ。我の強さにもかかわらず、我の容忍のいかに大きかったかを知 れ。我がいのちにかけて言う。もしあなたが、我の筆によって送られた事を知り、我の大業の宝石を発見し、我の名称の海中と、言葉の大盃中にかくされた神秘 の真珠を発見するならば我の名称への愛と、我の栄光ある至高の王国への熱望とによって、あなたは、我の通る道に生命をも投げだすであろう。たとえ、我の肉 体が敵の剣の下にあろうとも、また、比べようもない災禍に五体がさいなまれていようとも、我の精神は地上のいかなる喜びも及ばぬ歓喜に満たされていること を知れ。

あ なたの心を、世界の敬慕の中心である御方におけ。そして述べよ。「おお、地上の人々よ。真理を伝え、あなた方の主であり、高遠なる御方、偉大なる御方の伝 言をたずさえて来た顕示者が、そのために殉教したにもかかわらず、彼を否定したのかと。はっきりと言うがよい。これこそ、予言者たちと使者たちの心が喜び をもって迎えた宣言である。これこそ、世界の心が待ちのぞみ、強大なる御方、聡明なる御方である神の書に約束された者である。使者たちの手は、我に会うこ とを切望し、強大にして栄光ある神に向かって高くさしのべられた。...ある者は我との隔絶をなげき、ある者は我の道にあって苦難を耐え忍び、さらに他の 者は我の美のためにその生命をなげだした。このこと を知れとはっきりと言いなさい。我は自己の賞讃を求めたのではない。公正に判断せよ。むしろ、神それ自身を賞讃したのである。このことを理解せよ。我のう ちには神と神の大業のほか何を見ることもできない。彼こそはイザヤの舌が賞讃したものであり、旧約聖書と福音書は我の名をもってかざられたのである。自ら の権威のゆえに神の権威から遠ざかることなく、心より神に向かった王に祝福あれ。彼はまことに、強大にして聡明なる神が望まれた地位に達した者と見なされ る。やがて、このような者は神の王国の領土を持つ君主になるであろう。主は、まことに、すべてに優る力を持ち給う。神は、望み給う者に望み給うものを与え られる。また、望み給う者から望み給うものを取り上げられる。神は、まことに、威力ある全能者にまします。

ヴィクトリア女王への書簡

おお、ロンドンの女王よ。かの聖なるロートの木から、-  まことに、全能者にして聡明なる我以外にほかに神はなし- と呼びかけるあなたの主であり、全人類の主の声に耳傾けよ。地上のものをすべて放棄し、あなた の王国の頭上に、主であり、栄光ある御方の記憶という冠をかぶせよ。まことに、この顕示者はその最も大いなる栄光のうちにこの世に現われ、かくて、福音書 に述べられたすべてのことは成就した。シリアの地は、その主であり、あらゆる人々の主の足跡をしるす栄誉を受け、北と南はともに彼の存在という美酒に酔い しれている。この光り輝やく夜明けに最も慈悲深き者の香気を吸い、美わしき者の黎明の場に向かう者には祝福がもたらされる。アクサの寺院はその栄光ある主の微風を受けてふるえ、バサ(メッカ)は、高遠なる、至高なる神の声を受けておののいている。しかし、そこでは小石の一つ一つまでが、この偉大なる名をとおして主を称え、祝っているのである。

欲 望を捨て、心をあなたの主である神に向けよ。我は、天地の創造者である神のためにあなたの名を述べる。神こそまことに我の言葉の証人である。あなたが、男 女を問わず奴隷の売買を禁じたとの報を得た。まことにこれは、このすばらしき啓示に神の命じられたことである。これにより、神は真にあなたのためのほうび を定められた。すべてを知り、すべてに通じ給う神は神の示すことに従うならば、善行者に適当な報酬を支払うであろう。一方、種々のしるしの啓示者により明 白な証拠が与えられても、なおそれに背き、増長する者があれば、神はその行為を無に帰してしまうであろう。まことに、神はすべての上に力を持ち給う。人の 行為は彼が(顕示者を)認めた後にはじめて認められる。真実なる者に背くものは、まことに、最も厚く眼をおおわれた創造物である。これは全能であり最も威力ある神により定められたところである。

ま た、あなたが政権の一部を人民の代表に委託したとの報を受けた。まことに、あなたは善行をなし、それにより政務の組織の基礎は強化され、あなたの下にある 者すべての心は、身分の高低をとわずいやされるであろう。しかし、彼らは神の僕らの中にあって信頼に足るものでなければならず、地上のすべての人の代表と して自覚する義務がある。これこそ、支配する者であり、聡明なる神がこの書簡で彼らに勧告していることである。...祝福された者よ、神のために議会に入 り、人々のために純粋な正義により判断する者は、まことに祝福された者である。...

神 に向かって呼びなさい。「おお、我が君主よ。我はあなたの家臣にすぎず、あなたはまことに王の中の王であります。我はあなたの恩寵とあなたの恵沢を求め、 あなたの天の雲に向かって手をさしのべています。あなたの寛大さの雲より、我があなた以外のすべてを棄てさることができ、我があなたのおそばへ近づけるこ とのできるものを与え給え。おお主よ、すべての名の王を定め、また、天上と地上のすべての者のためあなた御自身の顕示者を定められたあなたの御名により願 いまつる。我から、あなたのみしるしの黎明の場と、 あなたの啓示の夜明けを隔てているヴェールを引き裂き給え。あなたはまことに全能にして威力ある、また恵沢多き御方であります。おお主よ。あなたの時代に あなたの慈悲の衣よりのぼる香気を我からお取り上げになりませぬよう、また、あなたとあなたのみしるしを信じ、あなたを認め、あなたの大業の地平線に心を 向けた侍女らに書き与えられたものを我にも書き与え給え。あなたは、まことに、世界の主におわし、また、慈悲深き神の慈悲を示す人々の主におわします。お お我が神よ。あなたの侍女らの中にあってあなたを忘れず、あなたの土地にあって、あなたの大業を助けることができますよう。そして、あなたの御顔の光がか がやき出たときから、我に欠けていたものを今こそ受けとり給え。あなたは、まことに、あらゆるものにまさる威力を持ち給う。栄光あれ、おお天と地の王国を その手に持ち給う御方よ。

ウィルヘルム一世への書簡

おお、ベルリンの王よ。この明自なる聖堂より呼びかける声に耳傾けよ。事実、我こそは永遠にして、比べるべきものなく、永遠のいにしえより存続する神であり、我以外には神の存在はない。あなたのもつ誇りのために神の啓示の夜明けを 認識できないということなきよう注意せよ。世俗の欲望がヴェールのごとくなり、あなたを天地の玉座の主から隠してしまうことなきよう注意せよ。最高の筆は このように勧告している。神は誠に最も慈悲深く、恵み深い御方である。かつてはあなたより卓越せる権力を持っていた者(ナポレオン三世)を想い起こすがよ い。彼の地位はあなたの地位をはるかにしのいでいた。だが、現在、彼はどこへ行ったのか。彼の所有していたものは一体どこへ消え去ったのか。注意せよ。そ して、目覚めぬ者たちの仲間となるな。数多くの暴虐が我を苦しめていることを彼(ナポレオン三世)に知らせた時、彼はまさにその神の書簡を投げ捨てた。そ れゆえに恥辱が彼を四面より襲い、彼は偉大なる損失の中に塵挨と化したのである。おお国王よ!彼(ナポレオン三世)について、また、あなたのように幾多の 都市を征服し、多くの人間を支配して来た者たちについて熟考せよ。全く慈悲深き神は彼らを宮殿から墓場へと追い落した。忠告に耳を傾け、熟考する者たちの 仲間となれ。おおラインの岸よ。報復の剣が何度となく引きぬかれたために凝血につつまれた河を我は見てきた。これはもう一度繰り返されるであろう。そして、ベルリンは今日、群をぬく栄光の中に存在しているが、我にはその号泣が聞えてくるのである。

フランシス皇帝への書簡

お おオーストリアの皇帝よ。あなたがアクサの寺院(イェルサレム)への旅に出発した時、神の光の曙であるこの顕示者はアッカの牢獄に幽閉されていたのであ る。あなたは彼のそばを通りながらも彼について何も尋ねなかった。だが、この彼によってすべての家々は気高いものとなり、すべての崇高な門の鍵は開けられ たのである。実際、我は世界の人々が我を思い起こすようにとイェルサレムを世界の注目の集まる場所とした。しかし、あなたはこの人々が思い起こす対象であ る我を神の国とともに、また、あなたの主とともに、いやあらゆる世界の主とともに現われた時、拒絶したのである。我は常にあなたと共にあった。そして、あ なたが枝葉にのみ執着し、根に対して不注意であるのを見出した。事実、あなたの主こそ、我の言葉の証人である。我はあなたのすぐ前にいたにもかかわらず、 あなたは我の名前の周囲を俳諧し、我自身に気付かずにいた。これを見て我は大いに悲しんだ。あなたの目を開き、この栄光に輝く光景を見つめることができるよう、また、夜を日についで乞い求めていたその人を認めることができるよう、そしてさらに、この光り輝く地平線上にさん然と輝く光をみることができるよううに。

トルコ皇帝アブドル・アジズへの書簡

お お国王よ。真理を語り、神が望みあなたに与えたものを返すよう求めることもせず、正しくまっすぐな道を歩いているこの顕示者の言うことに耳を傾けよ。あな たを主なる神へと召喚する者は彼である。あなたが幸福な仲間になれるように、神は正しい真の幸福に導く道をあなたに示されている。

お お国王よ。頽廃した望みをもつ大臣たちや、自分たちの手に委ねられた仕事をなおざりにしたり、人々の信頼を明らかに裏切るような大臣たちをあなたの周囲に 集めないよう注意せよ。神があなたに恵み深くあられるように、他の人々にも恵み深くあれ。そして、あなたの人民の利益をあのような大臣たちのなすがままに 放置してはならない。神への怖れを忘れず、正しく行動する者たちの仲間となれ。誠実と正義の芳香を感じることができる大臣を自分の周囲に集めよ。そして、 彼らと相談し合い、あなたの眼で最善と思われることを選び、高潔に振舞う人となれ。

誰 であれ神を信じない者は信頼に価しないし、誠実な者ではないということをしっかりと認識せよ。このことは、まことに、真理であり、紛れもない事実である。 神に対して裏切り行為をする者は自国の王に対しても不誠実な行為をする者である。このような者に悪を思い止まらせること、彼の隣人を裏切らないようするこ と、正しく歩むよう善導する方法はどこにもない。

あ なたの国の政治を他の者の手に譲ったり、あなたが信頼できない大臣たちに信任をおいたり、無思慮に日を送っている者らの仲間にならないよう注意せよ。あな たから心をそらす人たちを避け、そのような人たちにあなたの信頼をおかず、あなたの政務や、信頼を必要とすることを彼らに任せてはならない。狼を神の羊の 群の羊飼いにすることなく、神の愛し給う者たちの運命を悪意ある者のなすがままにさせないよう注意せよ。神の掟を破るような人々に対しては、その者が告白 する信仰に誠実で、信頼できると期待してはならない。彼らを避け、彼らのたくらみや危害があなたを傷つけることがないよう厳重に警戒せよ。彼らから顔をそ むけよ。そして主であり、栄光に満ち、最も恵み深い神の方を注視せよ。自らを神に完全に捧げる人に対しては、神はきっと彼と共にあるであろう。神は、神に 全幅の信頼をおく者を、彼を害するあらゆるものから守って下さるであろう。また、あらゆる悪事の陰謀者の邪悪な行為からもお守りになるであろう。

我 の言葉にあなたの耳を傾け、我の忠言を守るならば、神は、世界のいかなる者の陰謀もあなたを害したり、傷つけたりすることができないすぐれた地位にあなた を高めるであろう。おお国王よ。心をこめて、あなたの全生命をもって、神の命令を守れ。そして、圧制者の道を歩んではならぬ。あなたの人民の統治をあなた の力の届くところにしっかりと把握して、彼らに関することは何であれ自らで審議せよ。そうすることに最高の善が存在するゆえ、何ごともあなたの手から逃が してはならぬ。

全 世界からあなたを選び出し、信頼を誓う人民の上にあなたを王と定め給うた神に感謝を捧げよ。神があなたに恵まれたすばらしい恩恵に感謝し、つねに、神の御 名を讃美することはあなたに最もふさわしいことである。もし、あなたが、神の愛し給う者たちを愛し、神の僕らを裏切り者の危害や人々の圧迫から守るなら ば、その時はじめて神を十分に讃美することができるのである。さらに、あなたが神の掟を確立する者となれるよう、奮起して、人民の間に神の掟を励行させ よ。

も し、あなたが人民の間に正義の川から水をみなぎらせるならば、神は必ずや、眼に見えぬ、また、眼に見える軍勢をもってあなたを助け、国務遂行上の力をあな たに与えられるであろう。その御方の他に神はいまさず、すべての創造物も、その帝国も、すべて神のものである。誠実なもののなすことはすべて神に帰する。

自 分の財宝に頼らず、あなたの主なる神の恩恵にすべての信頼をおけ。何をなすにも神を信頼し、神の意志に身を捧げる者となれ。神をあなたの援助者となし、神 の財宝をもって自分自身を豊かにせよ。なぜなら、天地の財宝は神とともにあるからである。神は望み給う者に財宝を与え、望まれぬものからはそれをお取りあ げになる。すべてを所有し、讃美に満ち給う神の他に神はなく、すべての者は神の敷居で恵みを乞う貧民でしかない。神の主権の啓示の前ではすべての者は無力 で、神の恵みを懇願するものである。

中 庸の限度を踏み越えることなく、あなたに仕える人民を公正に待遇しなければならぬ。人民の要望に応じて与えよ。人民が自分自身のために富を蓄積したり、着 飾ったり、家を飾りたてたり、自分の益にならないもの、浪費とみられるようなものを要求させてはならない。人民の中の誰も欠乏に悩んだり、ぜいたくに陥っ たりしないように公正な、正義をもって、人民に対するべきである。これこそ、だれにとっても明らかな正義である。

卑 劣なものに、気高い尊敬に価する人々を統治させたり、支配させたり、高潔な人々を卑しい価値のない者のなすがままに任せてはならぬ。このことは我がこの町 (コンスタンチノープル)に到着した時にこの眼で見、明らかであったことである。我は、そこの住民のある者は豊富な財産を持ち、過度の富の中で暮らし、一 方、他の者たちは悲惨な欠乏と、みじめな貧乏にあえいでいるのを見た。このことは、あなたの統治の方法としてふさわしくなく、あなたの地位に価しないこと でもある。

神 があなたの名を高め給い、全世界にあなたの正義の名声がひろまるよう、我の忠言を受け入れ、公正さをもって人民を統治するよう努力せよ。あなたの人民を犠 牲にして、大臣たちを増長させないように注意するがよい。毎日、彼らの苦境を嘆き悲しんでいる、貧乏にあえぐ、心のまっすぐな人々の嘆息を恐れよ。そし て、彼らに、心温まる政治を施せ。人民は、まことに、地上にあるあなたの宝である。したがって、あなたのその宝を奮い取ろうとしている人々の攻撃からその 財宝を守るのはあなたの義務である。人民の事情をよく知り、毎年、いや、毎月、彼らの状態を確かめよ。そして、自分の義務を怠る者らの仲間となるな。

神の正確な秤をあなたの眼の前に置き、神の前に立つ者として生涯の毎日、毎瞬間、その秤であなたの行動を計れ。誰も耐えることのできない神への畏れをもって、無思慮な者が震えおののくその審判の日に召される前に、自身の責任を問うがよい。

す べての国王は太陽のように恵み深くなくてはならぬ。太陽はあらゆる生物を成長させ、それぞれに当然の分け前を与え、公平に扱っている。その太陽の恩恵は、 それ自体において固有なものではなく、最も威力ある全能の神によって定められたものである。国王たるものは彼の慈悲において雲のように寛大で自由であるべ きである。彼の慈悲は、至上の命令者、全知者であるお方の命令によって各地に降り注がれる。

あ なたの国の政務をすべて、他人の手に任せてしまわぬよう注意せよ。あなた自身よりも良くその政務を履行できる者はいない。そこで、我は我の知恵の言葉を明 白にあなたに示し、あなたが圧制の左手から、正義の右手に移しかえ、神の恩恵のきらめく大洋にあなたを近付かせるものをあなたに渡すであろう。あなた以前 の時代の国王たちはこのような道を選んだために、彼らの人民に対して公平に行動し、片寄らない正義の道をあゆむことができたのである。

あ なたは地上にある神の影である。それゆえ、すぐれた堂々たる地位にふさわしい態度で行動するよう努めよ。あなたに伝え、教えたことに従わなければ、あなた はきっと、偉大で貴い栄誉を傷つけるであろう。それゆえ、立ち帰って、もっぱら神に帰依し、あなたの心を、俗世、およびこの世のすべての虚栄から洗い清 め、いかなる見知らぬ者への愛着もあなたの心に入り込み、住みつくことがないよう注意せよ。かような愛着のあらゆる痕跡から、あなたの心を清めるまでは、 神の光の輝きは心の上に注がれないであろう。なぜなら、神は誰に対しても一つ以上の心を与えられることはないからである。まことに、このことは神の古来か らの聖典に定められ、書かれている。神によって創られたように、人の心は一つで分離されぬゆえ、その愛も一つで分けられないことに注目せよ。それゆえ、神 があなたを統合の海に沈め、神の唯一性の真の支持者となるのを助け給うよう、あなたの心の全感情をもって、神の愛にすがり、神以外のいかなる者の愛からも 心を遠ざけるように。神は我が証入である。これらの言葉をあなたに示す我の唯一の目的は、あなたが神のお許しによってその中に住み、支配する人となれるよ う、この世のはかないものから、自分を清め、永遠の栄光の領域に入るのを助けることにある。...

我 があなたに呼びかける言葉に注意深く耳を傾けよ。おお、国王よ。圧制者にその暴政をやめさせ、あなたに忠誠を誓った人々の間から不正を行なう者を切り捨て よ。神の正義にかけて。我が受けた苦難は、それらを詳細に物語るいかなる筆も苦痛に打ちひしがれずにはいられないほどである。まことに神を信じ、神の統合 を支持する人々は誰でも、この悲惨な物語りの一部始終には堪えられまい。我の受けた苦難はあまりにも悲惨であったため敵でさえも我を見て泣いたほどであ る。まして分別のある人々の悲嘆はそれ以上のものであった。我は、神の統合を信じ、それを支持する人々のための要塞であるべきあなたに近づき、あなたの庇 護の下に入るよう人々に命じたにもかかわらず、我はこれらすべての苦難を蒙ったのである。

お お、国王よ。我はこれまであなたに不従順であったであろうか。我があなたの法律を一つでも破ったことがあったであろうか。イラクにおいて、あなたを代表す る大臣たちの内の誰が、我があなたに不忠であったと立証し得る証拠を提出することができるというのか。全世界の主にまします神にかけて、我は否と答える。 寸時たりとも、我はあなたに対しても、また、あなたの大臣たちの誰に対しても背いたことはなかった。神の意志に誓って、我が過去に受けたどんな苦しみより も更に辛い苦難にさらされようとも、我は決してあなたに背きはしないであろう。

あ なたが神に従順で、神の命令を守れるよう、また、神が恵み深く助け給い、よこしまな者たちからあなたを守り給うよう、我は昼となく夜となく、夕べとなく朝 となく、あなたのために神に祈っている。それゆえ、あなたの好きなように、あなたの地位と主権にふさわしいよう、我を扱うがよい。現在も、また将来におい ても、あなたが何かを成し遂げたいと思う時はいつも神の掟を忘れぬように。全世界の主なる神にほまれあれ。

イラン国王への書簡

...  おお、国王よ。我は他の人々と同様、単なる一介の人間に過ぎなかった。しかし、我が長椅子の上で眠っている時、突然、全く栄光ある神の微風が我が身を吹 き抜け、永遠の古から続いた全ての知識を我に教えた。この知識は我個人からのものではなく、全知・全能なるものから伝えられる言葉である。そして、その神 は我の声を天と地の間に高らかにひびかせるよう命じ給うた。それゆえに、理解力あるすべての人々が止めどもなく涙したことが我が身に降りかかったのであ る。我は人の間に通用している知識についてはほんの一かけらも学んではいない。我は世間でいう学校に通ったことはない。我の住んでいた町で尋ねるがよい。 そうすれば、我が偽りを語る者でないことが完全に確証されるであろう。これは、あなたの主であり、全能にしてすべての讃美の的である者の 意志の風が舞い上がらせた一枚の木の葉にすぎない。暴風が吹き荒れる時、この木の葉は静止していられようか。いや、すべての名とすべての特質の主である神 によってその意志から吹きでる風は、計画通りこの木の葉を吹き上げるのである。はかない存在である人間は、永遠の存在である神の前では無に等しい。だれも 拒絶することのできない、神の言葉が我にかかった。そして、我は大勢の人の前で神を賛美するようになった。神の命令が発せられた時、我はまったく死人同然 であった。あなた方の主であり、慈悲深く、同情深き神の意志の手が我を変えたのである。身分の高低にかかわらず、すべての人が反対すると分っていること を、自分のために発表する者がいるであろうか。いな、永遠の神秘をこの筆に教え給うたお方にかけて誓う。全能で、すべてに力強い御方である神が力を与え給 うた者以外にそのような者はいない。

最 も高き神の筆が我に伝えた。恐れるなかれ、イラン国王にあなたの身にふりかかることを告げよと。実際、あなたの心は主であり慈愛に満ちた神の指の間にあ る。おそらく、あなたの心の地平線から、正義と恵みの太陽がやがて輝き出すことであろう。このように、全知の神によって絶対的に定められたのである。

お お、国王よ。正義の目でこの若き顕示者を見よ。そして、この若者の身の上に起こったことがらによってあなたの判断を下せ。誠に、神は多くの人々の中よりあ なたを神の影とし、また、あなたを、この地上に住むすべてのものに対する神の力のしるしとし給うたのである。何の証拠もなく、何ら知識のもととなる書物も ないままに我を虐待してきた者たちと我自身の間に立ってあなたの判断を下せ。あなたの周囲の人々は自己の利益のためにあなたを愛しているが、それに反して この若者は、あなた自身のためにのみあなたを愛しており、あなたを天恵の座に導き、右手の正義に向けさせることのみを欲してきたのである。あなたの主が我 の宣言することを保証しておられるのである。

お お、国王よ。栄光の筆の鋭い響きに耳を傾け、何ものも越えることのできぬ地点に立つロートの木の枝ですべての名の創造者であり、天と地を創造された神への 賞讃を告げている永遠の鳩の鳴き声に耳を傾けるならば、あなたは、この存在の世界において賞讃される御方の光輝以外には何も目に入らぬ地位にまで達するで あろう。そして、自分の所有物の中で自己の主権を最もつまらぬものと見なすようになり、誰でも望む者にそれを投げ与え、神の容貌より発する光に照らされた 地平線の方に顔を向けるであろう。また、あなたは、高尚で最高の地位にある主を助ける目的のため以外には、統治権という重荷に喜んで耐えるようなことは けっしてなかろう。そうすれば、天上の清らな魂があなたを祝福するであろう。神の名に由来すると認められた王権の力を通してあなたが到達することのできる地位は最も崇高なものであり、また何とすぐれたものであろうか...。

お お、この時代の王よ。これらの難民の目は最も慈悲深き御方の慈愛の方に向けられ、それを見つめている。このような苦難の後には無上の慈愛がつづき、この悲 惨な逆境は溢れる繁栄によって引き継がれることは疑う余地のないことである。しかし、我は、イラン国王陛下が自らこれらの事態を調べ、人心に希望をもたら すよう心から望むものである。我が陛下に提供したものはすべてあなたにとって最高の善となるものばかりである。そして、まさに神が我にとっての証人であ る。...

お お、イラン国王よ。もし、あなたが許可するならば、我は、人々の目を喜ばせ、魂を落ちつかせ、神とともにあり、神の書の英知であるすべての公正な心を持つ 人々を説得できるものをあなたに送るであろう。愚か者の拒絶、聖職者と称する者の黙視がなかったら我は人心を感動させ、神の微風のささやきの聴かれる領域 に人の心を連れ去ることさえできる言葉を発したであろう。「彼の他に神はない」と。...

お お、国王よ。我は神の道において見たのである。それは、かつて、いかなる眼も見たことがなく、またいかなる耳も聴いたことのないものである。...何と無 数の苦難が今まで我に降りかかり、又、これからも降りかかってくるであろう。我は、全能で寛大なる神に、我の顔をまっすぐに向けて進んでいる。一方背後に は、蛇のような人間がしのびよって来ている。我は床がずぶぬれになるまで涙を流がしたのである。

し かしながら、我は自分自身のために悲しむのではない。神にかけて。我の心はいまだ主への愛を知らぬ木の芽を気の毒に思う。我は一本の木を通り過ぎる時、か ならず、その木に向かってこう語った。「お前が我が名により切り倒され、わが主の道において我の体がその木の上にはりつけにされんことを!」と。...

神 かけて。疲労が我を押し倒し、空腹にやつれ、はだかの岩が我の寝床となり、我の仲間となるものは荒野の獣しかいなくとも、我は決して不平など言わず、堅固 に、辛棒強く耐えしのんだ人々と同様に我も、永遠の王にして世界の創造主である神の力によって耐え抜くであろう。そしていかなる状況下においても、かなら ず、神に感謝を捧げる。我は、高遠なる神の恵みにより、この入獄を通じて、人々の首から鎖とかせが取りはずされ、人々が誠実なる顔を持って、御力に満ち、 恵み深き神の御顔に向かえるようなし給えと祈る。

アメリカの為政者への書簡

お お、アメリカの為政者たちと共和国の大統領たちよ。永遠の木の小枝でうたう鳩の声に耳を傾けよ。我の他に神はなし。我こそ永遠なる者、寛容なる者、すべて に恵み深き者なり。その施政の聖堂を正義と神への畏敬の念で飾れ。そして、その頭に宇宙の創造主であるあなた方の主を思い起こすという冠をのせよ。これ が、すべてを知り、すべてに通じ給う神の命に従ってすべての名称の夜明けが告げていることである。過去においてその出現を約束されていた御方が栄光に輝や く場に現われ、眼に見えるもの、見えぬものすべてがこれを歓喜して迎えているのであるこの神の日の恩恵を身に受けよ。気付いていないだろうが、確かに、顕 示者に会えるということは、太陽の光があたることよりすばらしいことなのである。おお、為政者たちよ。荘厳なる夜明けからきこえてくるものに耳を傾けよ。 言葉の主であり、すべてを知る我の他に神はなし。堕落した者らに正義と手を結ばせ、命令者であり、すべてに精通し給うあなた方の主の命令のむちを我がもの 顔にふりまわす圧政者を滅ぽせ。


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