バ ハオラがケタベ・アグダスの後に啓示されたいくつかの書簡は、最も聖なる書の規定の補充となる節を含む。それらのうち最も注目に価するものは「ケタベ・ア グダスの後に啓示されたバハオラの書簡」の中に出版された。この部分には「エシュラガトの書簡」から抜粋されたものが含まれている。質疑応答で言及されて いる三つの必須の祈りと、本文に述べられている故人のための祈りも同様に、以下に示す。
エシュラガトの書簡今や栄光のペンによって書かれたこの節は、最も聖なる書の一部と見なされる。の正義院の紳士たちには人々の諸事が託された。まことに、かれらは神のしもべの間で神から委託された人たちであり、神の国々における権威の曙である。
お お、神の人々よ。世界を教育するものは正義である。なぜなら、それは報酬という二つの柱で支えられるからである。これらの二つの柱は世界の生命の源泉であ る。日々、新たな問題があり、各問題には適切な解決法を必要とするゆえ、そういた事柄は正義院に託されるべきである。正義院のメンバーは、その時期の必要 性求に基づいて行動するであろう。神のために、その大業に奉仕しようと立ち上がる者らは見えざる王国から下される聖なる霊感を受け取る者らとなろう。すべ ての者は正義院に従わねばならない。国の諸事に関することはすべて正義院に照会されなげならないが、礼拝行為は神がその聖なる書に啓示されたことに従って 行わねばない。
お おバハの人々よ。汝らは神の愛の夜明けの場であり、神の慈愛の曙である。罵り、悪口を吐くことで汝らの舌を汚すな。また見るにふさわしくないものから汝ら の目を守れ。汝らの所信を述べよ。もし相手に行為をもって受け入れられれば汝らの目標は達成されたのである。受け入れられない場合は、抗弁することは無駄 である。その人をそっとしておき、保護者であり、ご自力にて存在し給う方なる主に顔をよ。悲しみの原因になってはならない。ましてや不和や争いの原因に なったりするな。汝らが彼の優しき慈悲の木陰で真の教育を受け、神が望まれることに従って行動することを切に希望する。汝らはすべて一つの木の葉であり、 一つの大洋の雫である。
(「ケタベ・アグダスの後に啓示されたバハオラの書簡」より)この祈りを唱える者は起立して神に向かい、最も慈悲深く、哀れみ深き主の慈悲を待ち望むかのように右を見、左を見て、次いで唱えよ。
す べて名のあるものの主に在し、宇宙の創造者にまします神よ、みいず高く在光に輝き給うあなたの不可視の御本質の曙である御方達により願いまつる。私のこの 祈りをして、あなたの美から私をさえぎる諸々の暗幕を焼き尽くす炎となし、の御前の大海原に私を導く光となし給え。次に聖く高貴なる御方にまします神に嘆 願の両手を上げて唱えよ。
お お世界の希望の的に在し、人類の最愛なる御方にまします神よ。あなたを仰ぎまつり、あなた以外のものに対するすべての執着をすて去り、その働きにより全宇 宙を奮い立たせ給いましたあなたの御綱に縋りまつる私をみそなわせ給え。主よ、私はあなたの僕であり、あなたの僕の子であります。御心にかなうことのみを 願い、御念願を果たし、御希望に添う用意の整った私をみそなわせ給え。御慈悲の大洋と御恩寵の昼の星とにより願いまつる。僕を御心とおぼしめいこかなうま まにあしらい給え。いかなる表現も賛美もとうてい及ぶことのできないあなたの御威力により誓いまつる。あなたの示し給うものは皆私の心の願いであり、私の 魂の慕いまつるものであります。おお神よ、わが神よ、願わくは、私の抱く希望と、私の行いとには御目を向け給わず、ただ天と地をあまねく包み給うあなた御 自身の御心のみをみそなわせ給え。全人類の主よ、最大の御名により誓いまつる。私はあなたの望み給うことのみを望み、あなたの愛し給うもののみを愛しまつ ります。
次に脆き、額を地につけて唱えよ。あなたは御自身以外のいかなる者の表現も、あなた以外のいかなる者の理解力も及びえないほど高く貴い御方に在します。
次に起立して唱えよ。主よ、私の祈りをして生命の泉となし給え。そしてあなたの御主権の続く限り私がこの泉により生き、あなたの諸々の世を通じてあなたについて述べることができるようなし給え。
次に再び嘆願の両手を上げて唱えよ。御 愛情の炎により全世界を燃え立たせ給いました主よ、あなたとの別碓は心も魂も溶かしてしまいます。おお全人類を治め給う神よ、あなたのもとにあるものを私 に拒み給わぬよう、万物を治め給うあなたの御名により願いまつる。主よ、御威力の天蓋のもとにあり、御慈悲の境内に位置する最も崇高なる自らの住いに急ぐ この旅人をみそなわせ給え。御寛容の大洋を探し求めるこの罪人を、御栄光の宮廷を求めるこの卑しい者を、そしてあなたの御豊かさの地平線を追い求めるこの 貧しい者をみそなわせ給え。御心のままに命じ給う御主権はあなたと共にあります。あなたのなし給うことは賛美され、あなたの定め給うことは遵守されます。 そしてあなたは御命令を下すになんらの拘束も強いられぬ御方に在しますことを証言いたします。
次に両手を上げて「アラホ・アブハ(最大名)」を三度唱えよ。そして聖く高貴なる御方にまします神の御前に腰をかがめ、両手を膝において唱えよ。
お おわが神よ、あなたを礼拝し、あなたを記憶し、そしてあなたをほめ讃えまつろうとする切なる思いに、わたしの心がこの体とその四肢の内にあっていかに奮い 立っているかを、また御言葉の王国と御英知の天上においてあなため御命令の舌が証言し給うことを、私の心がいかに認めまつっているかをみそなわせ給え。お おわが主よ、この状態にあって私が切望することは、あなたと共にあるすべてのものを私にも与え給うよう乞い願うことであります。それにより私は自らの貧し さを示し、あなたの御恩恵と御豊かさを賛美し、私の無力なることを言明し、あなたの御力と御威力とを表することができましょう。
次に起立し、嘆願の両手を二度上げて唱えよ。全 能者に在し、すべてに恩寵深き御方にましますあなたの他に神はいまさず、始めも終わりにも御命令者にましますあなたの他に神はありません。おお神よ、わが 御許しは私を勇気付け、御慈悲は私を力付け、御呼び声は私を目覚めさせ、御恩寵は私を起ち上がらせ、あなたの御前へと導きました。さもなければあなたのお そばの都の門前に立ち、御心の天上より輝きわたる御光を仰ぎ見まつることがどうして私にきましょうか。主よ、あなたは御恩寵の御扉をたたくこの哀れな者を ご覧になり給う。御恩恵の御手からもれる永遠の命の流れを求めるこの束の間の儚い魂をご覧になり給う。おお、すべての名の主にまします君よ。命令するは常 にあなたにあり、御心に身をゆだね、進んで服するは私にあります。おお、天の創造者よ。
次に両手を三度上げて唱えよ。あ なたのおそば近く仕える人々の唱える賛美も、到底、あなたの御前の天上に及ぶことはできず、自らをあなたにささげまつる人々の心の鳥も、決してあなたの門 御扉に行き着くことはできないほどにあなたはいと高き御方に在します。あなたはすの属性を越えて神聖に在し、いかなる名称をも越えて気高く在しますことを 証書します。最も高遠にして御栄光に満ち給う御方なるあなたの他に神はありません。
次に座して唱えよ。万 物が証言し、天上の集合が証言し、そして最も高きにある楽園の住民たち、それらを越えて栄光の地平線上より荘厳な御言葉そのものが証言されたことを私もこ こに証言いたします。あなたは神に在し、あなたの他に神はいまさぬことを。また、現し給いました者は隠されたる神秘にして秘蔵の御しるしであり、「存在」 の二文字は彼によりつながれ、結合されましたことを。そして最も崇高なる御方の筆により書きとめられたのは彼の名であり、天上の王座と地上の主にまします 神の諸々の書に記されたる者は彼に他ならないことを。
次に起立して唱えよ。す べての存在の主に在し、目に見えるもの、見えぬものすべての所有者にまします主よ。あなたは私の涙と私のもらす溜息に気付き給う。そして私のうめきと、泣 き叫ぶ声と私の心の嘆きとを聞き給う。御威力にかけて申します。私の犯した悪行はあなたへ近づくことを阻み、私の罪は私をあなたの聖き宮廷から遠く引き留 めています。おおわが主よ、あなたの御愛情は私を豊かにし、あなたとの別離は私を破滅させ、あなたから遠く隔てられることは私を消滅させました。この荒れ 野に印されたあなたの足跡により願いまつる。また、この広漠たる地で、あなたの選び給うた人々によって発せられた「ここにわれあり、ここにわれあり」とい う言葉により、そしてあなたの御啓示の息吹と、御出現の曙の微風とにより懇願しまつる。どうか私に、あなたの美を仰ぎ見ることを許し給い、御聖典に記され たことのすべてを守らせ給え。
次に「アラホ・アブハ(最大名)」を三度唱え、腰をかがめ、両手を膝において唱えよ。お おわが神よ、私はあなたの御助けによりあなたを記憶し、賛美しまつることができました。あなたは御しるしの曙にまします御方を私に知らしめ給い、御主権の 御前にひざまずかせ、御神性の御前にひれ伏させ給いました。そして荘厳なる御口からもれる御言葉を認めさせ給いました。それ故、あなたを賛美しまつる。
次に起立して唱えよ。お お神よ、わが神よ。私の背は私の犯した罪の重荷で曲り、私の無思慮は私を破滅に追いやりました。自らの悪行とあなたの御仁愛を思うたびに私の心は私の中で 溶け、私の血潮は体中で煮え返ります。全世界の希望の的にまします神よ、あなたの美にかけて申します。垂れた頭をあなたの御顔に向けるにも私は赤面し、あ まりの恥ずかしさで、あこがれに燃えるこの手をあなたの御恵みの天上に差し伸べることもできません。おお神よ、天上の王座と地上の主にまします君よ。あな たは私の涙があなたを思いまつることや、あなたの御美徳をたたえまつることをいかに妨げているかを見給う。あなたの王国の御しるしと御国の神秘とにより願 いまつる。おおすべての存在の主よ、愛し給う人々を御恩恵に相応しいように扱い給え。また彼らを御恩寵にかなうままにあしらい給え。おお、目に見えるも の、見えぬもの、すべてのものの王にまします御方よ。
次に「アラホ・アブハ(最大名)」を三度唱え、脆き、額を地につけて唱えよ。お お、われらの神よ、あなたをほめたたえまつる。あなたは私どもをあなたのおそば近く導くものを遣わし給い、御聖典を通じて下し給いましたあらゆる良きもの を与え給いました。おお、わが主よ、愚かな迷いとむなしい妄想の軍勢より私どもを守り給うよう嘆願いたします。まことにあなたは御威力に満ち給う全知の御 方に在します。
次に頭を上げて座して唱えよ。お おわが神よ、あなたの選び給うた人々が証言いたしましたことを私もここに証言いたします。そして最も高きにある楽園の住民たちと、あなたのみいず高き王座 を取り囲む人々が認めたものを私もここに認めます。天上と地上の王国は皆あなたのものであります。おおあらゆる世界の主にまします神よ。
(「バハオラの祈りと瞑想」より)おおわが神よ。この世の軍勢も及ばぬほどの確固たる力であなたの聖典を握りしめることができますよう、私のこの手を強くなし給え。そして、この手に属さないあらゆるものへの干渉から私の手を守り給え。まことにあなたは全能に在し、最も力ある御方にまします。
次に、顔を洗いながら次の句を唱えよ。主よ、私はあなたを仰ぎまつっております。あなたの御顔の御光で私の面を照し給え。そして、この顔があなた以外の何者にも向くことのないよう守り給え。
祈る者はゲブレ(崇拝の的、すなわちアッカのバージにあるバハオラの霊廟)に向かい、起立して唱えよ。神 は御自身以外に神なきことを証言し給う。啓示と創造の王国は神の治め給うところであります。まことに神は天啓の曙にまします者を現わし給い、その彼こそは シナイ山上にて神と語り、崇高なる地平線は神により光り輝き、通り越すことのできないロートの聖木は彼を通じて語ったのであります。そして、天上地上のす べてのものに対し、彼を通じて次のように声明が発せられました。「見よ、万物の所有者は来たれり。天も地も、栄光も支配も、全人類の主であり、また天上の 玉座と地上との所有者たる神のものなり。」
次に腰をかがめ、両手を膝におき唱えよ。あなたは私や私以外のいかなる者の賛美が、また、私や天上地上のすべての者の言葉がとうてい描写することのできないほど崇高なる御方に在します。
次に起立して、両掌を顔に向けて唱えよ。おおわが神よ、切なる願いをこめた指で、あなたの御慈悲と御恩寵の御裾にとり縋る者を失望させ給わぬよう願いまつる。あなたは慈悲深き者のうちの最も慈悲深き御方に在します。
次に座して唱えよ。私 はあなたの一体性と唯一性とを証言し、また、あなたが神に在し、あなたの他に神はいまさぬことを証言いたします。まことにあなたは大業を啓示し給い、聖約 を果たし給い、天上地上に住むすべての者に対し、御恩寵の御扉を広く開き給いました。願わくは、祝福と平安、祝賀と栄光があなたの愛し給う人々の上にあら んことを。彼らこそは世の移り変わりや異変にもめげず、あなたに向かうことを妨げられることなく、あなたと共にあるものを得ることのみを願い、一切をささ げまつったのであります。まことにあなたは常に許し給い、御恵みあふれる御方に在します。
「望 む者は長い聖句の代りに次の句を唱えても足りる。『神は御自身以外に神はなきことを証言し給う。神こそは危急の場の救助者に在し、御自力にて存在し給う御 方にまします』同様に、次の句を座して唱えても充分である。『私は、あなたの一体性と唯一性とを証言し、また、あなたが神に在し、あなたの他に神はいまさ ぬことを証言いたします。』」
(「バハオラの祈りと瞑想」より)神 様、あなたが私を創り給いましたのは、あなたを知り、あなたを崇拝するためでありますことを証言いたします。今こそ私の無力なることと、あなたの御力の大 いなることを、また私の貧しさとあなたの御豊かさとを証言いたします。あなたの他に神はいまさず、あなたは危難の中の御救いに在し、御自力にて存在し給う 御方にまします。
(「バハオラの祈りと瞑想」より)お おわが神よ、これはあなたの僕であり、あなたの僕の息子であります。彼はあなた御自身と、あなたの証跡とを信じ、あなたに面を向け、あなた以外のすべての ものを超越いたしました。まことにあなたは慈悲ある者の中の最も慈悲深き御方に在します。人々の罪を許し、人々の罪過をおおい隠し給う神よ。御恵沢の天上 と、御恩寵の大海原に似合うままにこの僕をあしらい給え。天と地の創造以前より続く崇高なる御慈悲の領土に入ることをこの僕に許し給え。あなたの他に神は いまさず、あなたは常に許し給い、最も寛大なる御方に在します。
次に「アラホ・アブハ」と6回唱え、続いて以下の句をそれぞれ19回づつ唱えよ。もし故人が女性の場合、「これはあなたの侍女であり、あなたの侍女の娘であります…」というような具合に、すべての箇所を言い換える。
(「バハオラの祈りと瞑想」より)