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Kitab-i-Aqdas : Main Text
ケタベ・アグダス
本文
これまで存在してきたもの、
これから存在するものの
至高の支配者なる
彼の御名において

1. 神がそのしもべらに定めたもうた最初の義務は、神の啓示の曙であり、神の法のである者、神の大業の王国と、創造の世界の双方において神の地位を代表する者 を認めることである。いかなる者であれこの義務を遂行した者は、全ての善に達したとになる。そしてそれを奪われている者は、いかなる兼直な行いの実行者で あろうも、道を踏み迷った者である。この最も荘厳なる地位、この超越した栄光の頂上にした者には、世界が願望する御方の法令のすべてに従うことが似つかわ しい。このように、聖なる霊感の源である者により定められている。

2. 神が洞察力を授けたもうた者らは、神が規定したもうた教えが、世界の秩序の維と人々の安全のための最高の手段であることを容易に認めるであろう。それから 顔そむける者は、卑しく愚かな者の内に数えられよう。われはまことに、汝らが自分邪悪な情欲と、腐敗した欲望の命じることを拒否するよう、そして最も高遠 なる御のペンが定めた限度から逸脱せぬよう命じた。なぜなら、これらは、全創造物への息吹であるから。聖なる英知と聖なる発言の大洋は、すべてに慈悲深き 御方の息の微風で満ちている。急いで行き、自分の分け前を心行くまで飲むがよい。おお、解力ある者らよ。神の命令を破ることによって神の聖約に違反し、背 を向けた者ら、全てを所有したまう御方、最も高遠なる御方である神の眼には、大きな過ちを犯した者らとなるであろう。

3. おお汝ら、世界の人々よ。わが命令は、わがしもべらの間の愛情ある摂理のランプであり、わが創造物に対するわが慈悲の鍵であることを確信せよ。このよう に、それは、啓示の主である汝の主の意志の天から下された。ある者が、慈悲深き御方の御より発せられるよう意図された言葉の甘さを味わったなら、その者 は、彼の恩寵深配慮と、愛情あふれる親切の曙の上に輝く彼の命令の真実の一つでも、その正当性立証するためならば、たとえ地上の宝を所有していようとも、 それらすべてを放棄するであろう。

4. 言挙げよ。わが法律からは、わが衣の甘い香りが嗅がれ、そしてその援助により、 勝利の旗は、最も高い頂にたてられよう。わが威力の舌は、わが全能なる栄 光の天上から、次のような言葉をわが創造物に話しかけた。「わが美を愛するがために、わが命令に従え」と。いかなる舌も描写することのできない恵みの香り に満ちたこれらの言葉から、自身の最愛なる御方の聖なる芳香を吸った愛しき人は幸いである。わが命にかけて。わが恵み深き恩恵の両手から公平の選り抜きの 美酒を飲んだ者は、わが創造物の曙の上に輝くわが命令の周りを回るであろう。

5.われが単なる法典を汝らに啓示したと思うな。いやむしろ、われは強大と威力のもて、選り抜きの美酒の栓を開けたのである。これについては啓示のペンが書き記したことが証言する。これについて瞑想せよ、おお洞察力ある者らよ。

6. われは聖句の啓示者である神に対して、正午と朝と夜に捧げる.よう、九つのラーカーから成る必須の祈りを汝らに命じた。われは、神の書の命令として、より 多くの数を唱えることを免除した。まことに彼は、命令者、全能者、制限を受け給わぬ御方である。この祈りを捧げたいと欲するときには、わが量も神聖なる面 前の宮居に向かえ。それは、神が、その周囲を天上の群衆が回る中心点となし、永久の、諸々の都市の住人らのための崇敬の点と定め、天と地にいるすべての者 への命令の源として定め給うた、この聖なる地点である。そして真理と発言の太陽が沈んだ後には、われが汝らのために定めた地点へ顔を向けよ。まことに彼 は、全能にして、全知であり給う。

7. すべての存在は彼の抵抗しがたい命令によって生じたのである。わが法律が、わが発言の天から太陽のごとくに現れるときにはいつも、すべての者はそれに忠実 に従わらねばならない。たとえ、わが命令が、あらゆる宗教の天界を粉砕してしまうようなものであったとしても。彼は望みのままになしたまう。彼は選びたま う。そして、誰であれ彼の選択に異論を唱えることは許されない。愛されし御方なる彼が定めたもうたことは、何であろうとも、まことに愛されることなのであ る。これについては、全創造物の主なるお方がわが証人なり。全てに慈悲深きお方の甘い芳香を嗅ぎ、この発言の源を認識した者は、神の法律の真実性を人々の 間に確立するために、自らの眼をもって敵の矢を歓迎するであろう。それに向かい、運命を決定する神の法令の意を理解した者は幸いなり。

8. われは必須の祈りの詳細を別の書簡に記した。全人類を支配したまう御方によって従うよう命じられたことを実行する者は幸いなり。「故人のための祈り」で は、句の啓示者である神により、六つの特定の文が規定された。字の読める者は、この文の前に記されたものを唱えるがよい。神は、字の読めない者にはこの義 務を解かれた。まことに、神は強大なる御方、許したまう御方である。

9. 毛髪は汝の祈りを無効にはしない。また、精神が去ってしまっているもの、たとえば骨やそれに類似するものも無効にはしない。汝らは、ビーバーやリスやその 動物の毛皮を着ると同じように、黒てんの毛皮を着ることができる。その使用の禁止は、コーランに由来するのではなく、神学者たちの誤解によるものである。 彼はまことに、栄光に満ちたもう御方、すべてを知りたまう御方である。

10. わ れは成人に達したときから祈りと断食をするよう汝らに命じた。これは、汝らの主、汝らの祖先の主なる神により命ぜられたことである。神は、ご自身の御前よ りの恩恵として、病気や高齢のために虚弱な者についてはこの義務を解かれた。そして、神は許したもう御方、寛大なる御方である。神は、清潔な表面ならどこ であろうとひれ伏してもよいという許しを汝らに与えたもうた。われはこれに関して、聖典において規定された制限を取り除いたのである。まことに、神は汝ら が全く知らぬこといて知識を持ちたまう。洗浄用の水が見つからない者は、「最も純粋に在し、最も純粋にまします神の御名において」という言葉を五回繰り返 し、それから祈るがよい。これが、すべての世界の主の命令である。昼間や夜が長くなる地域では、時計やそのの時間の経過を示す手段で祈りの時間を合わせ よ。まことに、神は解説者にして、明なる御方である。

11. われは汝らに対し、徴証の祈りを唱える義務を廃棄した。恐ろしい自然現象が起ったときには、すべてを聞き、すべてを見たまうお方、汝らの主の強大さと威厳 と思い起こして次のように唱えよ。「支配は神と共にあり、神こそは目に見えるもの、えぬものの主に在し、創造の主にまします。」

12.必須の祈りは汝らがめいめい独りで捧げるように命ぜられている。「故人のため祈り」以外の会衆の祈りの慣行は廃止する。まことに、神は命令者にして、すべて賢き御方である。

13. 神 は月経の期間中にある女性を「必須の祈り」と断食から免除された。その代わりに彼女らは洗浄の後、その日の正午から翌日の正午の間に「光輝と美の主なる神 にあれ」という言葉を、95回繰り返し唱えることによって神を賛美するがよい。それはかくの如く、聖典の中に定められた。汝らもし理解する者ならば。

14. 旅 行中にもし汝ら安全な場所に止まって休むならば、男性も女性も同じように、捧げていない「必須の祈り」の数に対して、一度ひれ伏し、その状態で「強大さと 威厳、恩寵と恩恵の主なる神に栄光あれ」と唱えよ。これができない者は「神に栄光あれ」とだけ唱えよ。これでその者には十分である。彼はまことに、すべて に満ち足りたまい、永続したまい、許したまい、憐れみ深き神である。ひれ伏す動作を終ったなら、足を組んで、男性も女性も、18回、次のように繰り返すが よい。「天と地の王国の主なる神に栄光あれ」。このように主は、真理と導きの方法を明らかにされる。それらの方法とは、一つの道につながるものであり、そ れはこの一直線の道である。この最も恩寵深き好意について神に感謝を捧げよ。諸々の天と地とを取り囲んだこの恩ついて神に賛美を捧げよ。全創造に浸透した この慈悲のゆえに神を讃えよ。

15. 言 挙げよ、神はわが隠されたる愛を宝を開く鍵となし給うた。汝ら、もしそれをきるならば。その鍵がなければ、宝は永遠に隠されたままであったであろう。もし それを信じるならば。言挙げよ、これが啓示の源であり、光輝の黎明の地であり、その明るさは世界の諸々の地平線を明るく照らしたのである。汝ら、もしそす るものならば。これこそまことに、あの確定された法令であり、それを通しての取消し不可能な法令が確立されたのである。

16. お お、最も高遠なる御方のペンよ。言挙げよ。おお、世界の人々よ。われは汝らの短期間の断食を命じた。そして、その終わりにフィーストとしてノー・ルーズを 定めた。このように、始めと終わりの主なる御方により定められた如く、発言の昼の星は聖典の地平線上に輝いた。月々を超過する日々を、断食の月の前に置く がよい。われはこれらの日々を、すべての夜と昼の中で「ハ」という文字の現われとして定めた。このように、それらは年やその月々の枠にとらわれないもので ある。これらの日に、バハの人々は自分や親族、貧しい者や困窮者に喜びをもたらす義務があり、喜びと歓喜を持って、自らの主を歓迎し、讃え、主の賛美を歌 い、主の御名を讃える義務がある。そして、自制の時期の前にあるこれら施しの日々が終わったら断食を開始せよ。このように、全人類の主なる御方により定め られた。旅人や病弱者、子供をみごもっている者や授乳中の者らには断食の義務はない。彼らは、神の恩寵の印としてより免除を受けている。まことに神は、全 能なる御方、最も寛大なる御方である。

17. これらは神の最も崇高なるペンにより諸々の聖典や書簡に記されている神の法である。神の法規と命令にしっかりとつかまるがよい。そして、自らの愚かな妄想 空しい空想とに従って自らが定めた基準に固執し、神が規定したもうた基準を投げてた者らの一人となるな。日の出から日の入りまで飲食を控え、聖典に定めら れたの恩寵を、欲望のために奪われぬよう注意せよ。

18. 審判の主である神を信じる者はすべて、毎日、手と顔を洗った後、座し、神の方を向いて「アラホ・アブハ」を95回繰り返すよう定められている。天の創造者 が、厳と力を持って、自身の諸々の名の玉座に自らを確立させたときの命令とはそのよなものであった。「必須の祈り」を唱える時も同様に洗浄を実施せよ。こ れが、比なき御方、抑制されない御方なる神の命令である。

19.汝らは殺人や姦通を犯すこと、陰口や中傷をすることを禁じられている。神聖なる聖典や書簡にて禁じられていることを避けよ。

20.われは相続財産を七つの部類に分けた。子供達には、540株を構成する九分を割り当て、妻には480株を構成する八分、父親には420株を構成する七分、母親には株を構成する六分、兄弟には五分または360株を、姉妹には四分または240株を、そして教師には、三分または180株 を割り当てた。これがわが「先駆者」の法令であった。彼はわが御名を夜中、そして夜明けに賛美する者であった。われは、まだ生まれていない子らの叫びを聞 いたとき子供の分け前を二倍にし、残りの分け前を減らした。彼はまことに、欲するがままに定める力があり、また、その最高の強大さにより、通りのことをな し給う。

21.故人に子供がない場合、子供の分け前は正義院に帰属する。それは、慈悲にたもう御方の信託人らにより、孤児や未亡人、公共の福利のために費やされる。することにより、全ての者が、栄光に満ちたもう御方、許したまう御方なる彼らの主に感謝を捧げんがために。

22.故人が子供を残している場合、しかし聖典で規定されている他の部類の相続人がいない場合、子供は遺産の三分の二を受け取り、残りの三分の一は正義院に帰属ことになる。それが、すべてを所有したまう御方、最も高遠なる御方により、栄光をもって与えられた命令である。

23. もし故人に規定された相続人はいないが、親族の中に甥や姪(兄弟、姉妹どちらの筋でもよい)がいる場合、遺産の三分の二は彼らに分けられる。あるいは、も し甥や姪がいない場合は叔父や叔母(父方と母方の筋で)に渡り、さらにこれらがない場合は、叔父や叔母の息子や娘に分けられることになる。いずれの場合 も、残り三分の一の遺産は正義の座へ帰属する。すべての者を支配する御方は聖典中にこのように規定された。

24.もし故人の遺族に最も高遠なる御方のペンにより記された名のいづれもない場合は、故人の財産はすべて前述した座へ帰属する。それらが神により規定されたことに費やされんがために。まことに、神は定めたまう御方、全能なる御方である。

25.われは故人の住まいや衣服を女性ではなく男性の子供に割り当てた。そして、その他のいかなる相続人にも割り当てていない。まことに、彼は寛大に在し、恩恵に満ちたもう御方である。

26. 故人の息子が、父親の生存中に亡くなり、子供を残している場合、この子供達は神の聖典に規定されているごとく、父親の取り分を相続する。汝ら、彼らの取り 分を彼らの間で完全なる正義をもって分割せよ。このように、発言の大海はうねりを上げ、全人類の主によって定められた法律の真珠を打ち上げたのである。

27.故人が未成年の子供を残した場合、子供達の取り分は、信頼できる者、あるいは会社に委託されなければならない。子供が成年に達するまで、彼らの代わりに商いや事業に投資するためである。信託人は、このようにして得られた利益のうち妥当な取り分を受け取るべきである。

28.財産の分割はホゴゴラが支払われ、借金が清算され、葬儀と埋葬の費用が支払われ、故人が威厳と敬意を持って墓地へ運ばれるような取り計らいがなされて初めて、行われるべきである。初めと終わりの主に在す御方はこのように定めたまう。

29. 言挙げよ。これこそが決して変わることのない隠された知識である。なぜなら、その始まりは九とともにあり、九は隠され、かつ明白なるもの、侵すことができ ず、また近寄ることのできないほど崇高なる御名を示す象徴であるが故に。われが子供らに割り当てたものについては、神が子供らに付与したもうた恩恵であ る。子供らが、憐れみ深き御方、慈悲深き御方なる彼らの主に感謝を捧げんがために。まことに、これらが神の法律である。自らの、卑しく利己的な欲望にそそ のかされて、それらを侵すなかれ。発言の夜明けの地なる御方により、汝らに課されたる法令を遵守せよ。神のしもべらの間の誠実なる者らは、神が定めた教え をあらゆる信教の信奉者らへの生命の水として、また天と地のすべての住人らへの英知と、愛情ある摂理のランプとして見なすであろう。

30. 主 はあらゆる町に「正義院」が設立され、そこにバハの数の評議員が集うことを定めたもうた。しかし、この数を越えても構わない。彼らは、崇高なる御方、最も 高遠なる御方である神の面前に入る者、眼に見えざる御方を見る者として、自らを見なすべきで蜂彼らは人々の中の慈悲深き御方の号託人となり、地上に住むす べての者のために、神より任命された擁護者として自らを見なさなければならない。共に協議し、神のしもべらの利益を神のために、ちょうど自分たちの利益を 考慮するように考慮すること、そして適切なことを選ぶことが彼らの義務である。このように汝らの神なる主は汝らに命令された。神の書簡に明確に啓示されて いるものをなおざりにすることのないよう、汝ら、注意せよ。神を畏れよ、おお、感知する汝らよ。

31. おお世の人々よ!汝ら、すべての宗教の主なる御方の御名において、各地に礼拝堂を建設せよ。存在の世において、できる限り完璧にそれらを建て、画像や偶像 ではなく、それらにふさわしいもので礼拝堂を飾れ。そうして、輝きと喜びもて最も憐れみ深き御方なる汝らの主をそこで賛美せよ。まことに、主を記憶するこ とにより眼は喜ばされ、心は光で満たされるのである。

32.主は可能な者に対しては神聖なる家へ巡礼することを定めたもうた。そして、主は御自身の慈悲としてこの定めから女性を免除された。まことに、主は恩恵に満ちたもう、最も寛大なる御方である。

33. おお、バハの人々よ!汝らは各自、技能や商業など、何らかの職業に従事する義務がある。仕事に従事する汝らのその行為を、われは唯一真実なる神の崇拝と同 じ位にまで高めた。おお人々よ、汝らの主の恵みと祝福について熟考し、夕べや夜明けに主に感謝を捧げよ。怠惰や怠慢で汝らの時間を無駄にすることなく、む しろ汝らと他の者らの利益になることに専心せよ。この書簡はこのように定めるのである。この書簡の地平線からは英知と発言の昼の星が輝いた。神の眼におい て最も蔑まされる者は、座して物乞いをする者である。手段の綱にしっかりと捕まり、すべての富の供者なる神に汝らの信頼を置くがよい。

34. 手に接吻することは聖典において禁止されている。この習慣は栄光と命令の主なる神により禁じられている。他の者から赦免を求めることは誰にも許されない。 悔い改めは汝ら自身と神の間において行え。まことに神は許したまう御方、恵み深き寛大なる御方、悔い改める者を許し給う御方である。

35. おお汝ら、慈悲深き御方のしもべらよ!神の諸々の印の曙を否定した者らが引き起す不安や悲しみに惑わされることのない程の熱意をもって神の大業への奉仕に 上がれ。約束が果たされ、約束された御方が出現した時、地上の民の間に意見の相が生じ、人々は皆、自らの空想と愚かな妄想に従ったのである。

36. 人々の中には入り口のそばで下駄の間に座す一方、心中では栄誉の座を強くている者がいる。言挙げよ。汝は一体何という人間なのか。おお汝、自らの本性と違 う姿を装う者よ。また、人々の中には内なる知識を、そしてこの知識の内部に隠されているさらに深い知識を有していると主張する者がいる。言挙げよ。汝は偽 りを語っている!神にかけて!汝が有するものは、犬に残される骨のようにわれが汝に残した籾殻にすぎないのである。唯一真実なる神の正義にかけて!ある者 が、全人類の足を荒い、森や谷や山、高い丘や高い山の頂上で神を崇拝し、岩や樹や土の塊までがすべ,その礼拝の目撃者だったとしても、もしわが喜びの芳香 をその者からかぐことができなければ、その者のなしたことは神にとって受け入れられるものではない。すべて、ものの主なる御方はかくのごとく定め給うたの である。インドの地に身を隔離し、神が合法と定めたもうたものを拒否し、禁欲生活や難行・苦行を自らに課したにもかわらず、聖句の啓示者なる神により記憶 されなかった者らが何と多くいたことか。汝らの行いを自らの願望の対象を陥れる罠としてはならない。そして、神に近づいたらすべてが常に切望してきたこの 究極の目標を己より奪ってしまわぬようにせよ。挙げよ。すべての行為の生命そのものは、われを満足させることである。すべてのとはわが承認に依存する。汝 ら、諸々の書簡を読むがよい。栄光に満ちたもう御方、に恵み深き御方なる神の諸々の聖典において、何が意図されていたかを理解するために。わが愛に達する 者は黄金の玉座を有し、全世界にまさる栄誉を持ってそこに座す権利を有するのである。わが愛を奪われし者は塵の上に座すとも、その塵でさえもすべての宗教 の主なる神に避難所を求めるであろう。

37.一 千年が完全に経過する前に自らを神より下された直接の啓示の顕示者と称するは、正しく虚偽を語る偽り者である。その者がそのような主張を撤回し放棄するよ 神が恩寵深く援助されるよう、われは神に祈る。もしその者が悔い改めるならば、無論、神は彼を許されるであろう。しかし、もし過ちに固執するならば神は必 ず、その者を容赦なく扱う者を遣わされるであろう。罰することにおいては、誠に神は畏るべき御方である。この言葉をその明白な意味以外に解釈する者は、万 物を取り巻く神の慈悲と聖霊から見放された者である。汝ら、神を恐れ、自らの愚かしい妄想に従うことなく、全能にして聡明なる汝らの主の命に服従せよ。や がて、叫びの声がほとんどの国で上げられよう。それらを避けよ、おお、わが民よ。また、不公平で邪悪な心持つ者らに従うな。これは、われがイラクに住んで いたとき、その後は神秘の地に、たときに、汝らに出した事前の警告のことである。そして今は、この輝かしき場所らその警告を出している。

38.お お、世の人々よ、わが美の昼の星が沈み、わが幕屋の天界が汝らの眼から隠された時、落胆してはならない。わが大業を促進し、わが言葉を人々の間に高めるた め立ち上がれ。われは常に汝らと共にあり、真理の力で汝らを強めるであろう。われまことに全能である。われを認める者は皆、天と地のいかなる勢力もその行 く手をくむことのできないほどの強い決意をもって立ち上がり、われに仕えるであろう。

39. 世の人々は深い眠りにある。その眠りから目覚めれば、彼らは全てを知り、全て賢明なる神のもとへと、一心に急ぐであろう。主が彼らのことを心に留め、わず か匿一言でも主に言葉を掛けてもらえるならば、彼らは地上のすべての財宝を所有してい症としても、それらを一切投げうつであろう。隠されたる諸事の知識を 有する者はかくして汝らに勧告する。彼はその知識を、創造物の目には触れることのない書簡に納めた。そしてその書簡は諸々の世の全能なる加護者である彼以 外の何者にも明されることはない。邪悪な欲望に酔いしれるあまり人々は非常な困惑に陥っている。そのためにもはや彼らは、「われをおいて神はなく、われは 強大にして、全てに賢明なる者なり」と声高らかに四方より呼びかける万物の主を認めることができないのである

40. 言挙げよ。汝の所有物を汝の喜びとしてはならない。それらは、今宵、汝が所有していようとも、明日には他人のものとなる。全てを知り、全てに精通した者が 汝らにこう注意するのである。言挙げよ。汝らの所有物が確かなものであり、永続するのであると断言できようか。否、最も慈悲深きわれ自身にかけて言う。汝 の生涯の々は、一陣の風のごとく過ぎ去り、汝の誇る華美や栄華は、先立った者らの睾美や、華と同様に崩れ去るのである。熟考せよ、おお人々よ。汝らの過ぎ し日々と、失われた幾百年もの時の流れはどうなったのか。神の思いに捧げた日々は喜びの日々であり、聡明なる御方の賛美に過ごした時は、祝福された時であ る。わが命にかけて誓う。力者の栄華も、富豪の富も、また、不信心者の優勢さえも持続するものではない。の一言でそれらはすべて消滅する。まことに神は御 力に満ち、全能にして、すべて屈服させ給う御方である。人々の所有するこの世の物に何の利益があろうか。彼ら自分たちの真の利益となるものをまったく無視 している。そのうち彼らは眠りからさめ、全能にしてすべてに賛美される彼らの主の日々に逃したものは、もはや取り戻せないことを知らされよう。このことを 悟っていたならば、神の玉座の前に彼らの名語られるためには、彼らは自らのすべてを放棄していたであろう。まことに、彼ら死者の内に数えられる。

41. 人々の中には学識により傲慢になり、ご自力にて存在し給う者というわが轡認識することから妨げられた者がいる。そのような者は自分の後ろについてくるの音 を聞くと、ニムロデよりもその自尊心が大きくなる者である。言挙げよ。おお拒絶されし者よ。ニムロデの住まいは今どこにあるだろう?神にかけて。それは最 も下界の火中にある。言挙げよ。おお聖職者らの群衆よ。わが崇高なるペンの甲高い音聞こえないか。栄光に満ちた地平線上に、まぶしいほどに輝くこの太陽が 見えない汝らは自らの邪悪なる情欲という偶像崇拝をいつまで続けるというのか。汝らの空しい想像を捨て去り、汝らの永遠なる主である神の方へ向かうがよ い。

42. 慈善行為のために捧げられた基金は、葡苛の啓示者である神に帰属する。啓示の夜明けの地である御方の許可なしには誰もそれを処分する権利はない。その彼の 後、この権限はアグサンらに継承され、その後は正義院一一それまでにこれが世界に設立されていれば一一に受け継がれる。彼らがそのような資産をこの大業に おいて地位高められている諸々の聖地のため、また、強大と力の神なる御方により彼らに命ぜられている事柄に使うために。さもなくば、資産は彼の許司なしに 語ることなく、この書簡において神が定め給うたことに応じてのみ判断するバハの人々に帰属する。見よ.彼らは天と地の間の勝利の雄者である。その彼らが、 強大なる御方、恵み深き毎方ある神によって聖典中に規定された方法でその資産を使うために。

43.試練にあっては嘆くなかれ。また、試練の中にあってそれを喜ぶなかれ。汝ら中道を求めよ。中道とは苦難の中にあってわれを記憶し、将来汝らに降り懸かるかもしれないことについて黙考することを意味する。このように、全知者、認識者は汝らに伝えたまう。

44. 剃髪してはならない。神は毛髪を頭の飾りとし給うたのである。このことには、然の必要条件について考える者らに対する創造主からの徴がある。彼はまことに 力英知の神である。しかしながら、髪を耳たぶよりも越えて伸ばすことは似つかわしない。全ての世界の主なる御方はこのように定めたまう。

45.盗 人に対しては追放と投獄が定められている。そして、三回目の犯行におよんで、その者の額に印をつけて、それによって彼がそうであることが確認され、神の諸 の市や国に受け入れられないようにする。汝ら、憐れみがために、神の宗教の法令実行を怠らぬよう警戒せよ。憐れみ深く、慈悲深き御方によって、汝らに命じ られにとを実行せよ。ちょうど息子を教育する父親のように、われは汝らを英知と法律の枝で訓練する。そしてこれは、汝ら自身の保護と汝らの地位の向上のみ を考えての臣である。わが命にかけて、われが聖なる法律を啓示するにあたってわれが汝らにしことを発見するなら、汝らはこの神聖にして強大で、最も崇高な る信教のため汝らの魂そのものを捧げるであろう。

46. 金 や銀の器を使いたいと思う者はそうするがよい。食事をするときに、椀や皿の手を突っ込まぬよう注意せよ。汝ら、優美にかなった作法を身につけよ。まこと神 はその強大にして最も荏厳な王国における楽園の住人らの作法を汝らの内に見たいと望まれる。いかなる状況においても優美であることに固執せよ。汝ら自身と 楽園の住民者らにとって嫌悪となるようなものを見ることから、汝らの眼が守られるに。そこから逸脱する者の行為はその瞬間に無益になる。しかし、もし妥当 な理由があれば、神はその者を容赦し給う。まことに、神は御仁慈の御方、最も恵み深きである。

47.神 の大業の黎明の場である御方は、神の最高の不過誤性において仲間はない。は創造の王国においては「彼は望み通りのことをし給う」ということの顕示者であ る。神はこの特異性をご自身に保留したまい、荘厳にして超越的な地位においても共有権を定めておられない。これこそは貫通することのできぬ神秘の内部にこ れまで隠されていた神の法令である。われは、それをこの啓示において明らかにして、その法令により、神の聖典に記されたことを認識できず、不注意なる者に 数えられた者らのヴェールを引き裂いたのである。

48. す べての父親には、読み書きの技能や聖なる書簡に示されたあらゆることについて娘を指導する義務がある。自らに命ぜられていることを怠る者については、父親 が裕福であれば、信託人らは教育に必要な費用を父親から徴収し、裕福であればそのことは正義院に委ねられる。まことに、われは正義院を貧しき者や困窮者の 非難所とした。自分の息子、あるいは他人の息子を育て上げる者は、われ自身を育てたに等しい。そのような者には、世界を取り囲んだわが栄光と愛情ある、慈 悲とが宿らん。

49. 神 は姦通を犯す者、男性にも女性にも、罰金を課したまい、罰金は正義院に支払われることとした。その罰金は金9メスガルであり、もし違反を再び犯したら、罰 金は二倍となる。姦淫した者に対して諸々の御名の主なる御方がこの世において課し給う罰則はこれである。そして、来るべき世において、神は、屈辱的な苦悶 を彼らに定めておられる。もしある者が何らかの罪を犯しているならば、それについて悔い改め、自分の主の所へ戻ることが彼にとって相応しい。主は、望み給 えば誰にでも許しを与えられ、主が望み通り定め給うことに関して、それに異論を唱える権利は誰にも与えられていないのである。主はまことに、常に許し給う 御方、全能なる御方、最高に賛美され給う御方である。

50.汝ら、栄光の暗幕によって、この生きた泉の水晶のごとく澄んだ水を飲むこと妨げられぬよう警戒せよ。夜明けをもたらし給う御方の御名において、汝らこの夜明けの時に救済の杯をつかむがよい。栄光に満ち、比類なき御方を賛美し、心ゆくまで飲むがよい。

51. われは、汝らが音楽や歌を聞くことを合法とした。しかし、それらを聞くことより礼節と威厳の限界を越えぬよう注意せよ。わが最大名から生まれた喜びをもっ て汝らの喜びとせよ。それは心に歓喜をもたらし、神に近づいた者らの理性を陶酔させる御名である。まことに、われは音楽を汝らの魂の梯子とし、魂を天上の 領城に引き上げる手段とした。それゆえ、それを自我と情欲の翼としてはならない。まこと、われは、汝らが愚かな者の中に数えられるのを見たくはない。

52. われは、あらゆる罰金の三分の一は正義の座へ送られるよう定めた。また、は正義の座の紳士らに対し、純粋なる正義を守り、蓄えられたものを、全知者、に賢 き御方が命じ給う目的に使用するよう忠告する。おお汝ら、正義の紳士らよ。神の領土において神の羊らの羊飼いとなり、扮装して現れる強欲な狼たちから彼ら 護せよ。汝らが自分の息子らを保護すると同様に。助言者であり、忠実なる御方汝らにこのように勧告し給う。

53. 汝らの間でもし、ある事柄について意見の相違が起きたならば、太陽がまだ天の地平線上に輝いている間であれば、それを神に照会するがよい。そして、その太 陽が沈んだ後には、彼により下されたものに照会せよ。これはまことに、世の諸々人々にとって十分である。言挙げよ、おお人々よ。わが存在の栄光が退き、わ が言葉の大海原が静まる時、心を乱されてはならない。われが汝らと共にあることには道理があり、わが不在にもまた違った所以がある。比類なき者、全治者な る神以外はそれを知り得ない。まことにわれはわが栄光の王国より汝らを見守り、わが大業に利のために立ち上がる者には誰であれ、天上の軍勢と、わが愛する 天使の一団をもって援助の手を差し伸べるであろう。

54. おお地上の人々よ。永久の真理に在す神こそ、わが証人なり。何ら拘束されらの主の語った甘美なる言葉により、岩の中からも静かに流れる清水が湧き出たので ある。にもかかわらず、汝らは今もなお眠りにある。財産を投げ捨て、世俗超に乗り、すべての創造物を越えて高く舞い上がれ。そのペンの動きにより全人類の 魂に変革をもたらした創造の主は、汝らにこう命じるのである。

55. 栄光に満ち給う汝らの主が、どれほど高遠な所から呼びかけているかを、汝らは承知しているのであろうか。諸々の名の主が汝らに命令するに用いたペンを、汝 らは正しく認識したと想像しているであろうか。わが命に誓って言う、決してそうではない。もしこのことを理解していたならば、汝らはこの世のものを捨て、 最愛なる者のへと、一心に急いだであろう。そして、最愛なる者の言葉に魅せられ、汝らの魂は喜びに枕惚となったであろう。その喜びは、全宇宙をも激動させ るほどのものであり得たのである。とすれば、この狭く、取るに足りない世界にあってはどれほどの激動か起こったであろうか。このようにしてわが恵沢の雨水 は、わが慈愛の天上より注がれたのである。これこそはわが恵みの証しである。さらば汝ら、感謝する者であれ。

56. 人 に怪我をさせたり叩いたりすることに対する罰は、負わせた怪我のいかんによしそれぞれの程度に応じて、審判の主はいくらかの賠償金を規定された。主はまこ とに、定め給う御方、強大なる御方、最も崇高なる御方である。われは、もしそれが意志であるならそのような賠償金額を公平な程度において述べるであろう。 これわが約束である。まことに、主はご自身の誓いを守り給う御方であり、全知者であ

る。

57.まことに汝らは、毎月一回フィーストをなすよう命ぜられている。たとえ、水だしかなくとも。なぜなら神は、天と地の双方の手段を合せてでも汝らの心を結びつけることを意図し給うが故に。

58. 肉体の欲望と堕落した心の抱く欲望とによって、汝らの間に分裂が生じることなきよう注意せよ。汝ら、一つ手の指のごとく、また、一つ身体の器官のごとくあれ。かくして啓示のペンは汝らに勧告するのである。おお、汝ら、信じる者ならば。

59. 神の慈悲と賜物について熟考せよ。神はいかなる被造物をも必要としない。にもかかわらず、神は汝らに対し、汝らを利することを命じ給う。汝らの悪行は決し てわれを害することはない。汝らの善行もまたわれを利することはない。われはもっぱら、神のためにのみ汝らに呼びかけるのである。このことは、理解と洞察 力を持つすべての者が証言するところである。

60. もし汝ら、捕獲用*の動物や鳥を使って狩猟するならば、それらを捕獲に出すときに、神の御名を呼びかけるがよい。そうすれば、それらが捕まえてくるものが 仮に死んでいたとしても、汝にとって合法的なものとなる。神はまことに、全知にして全てに精通し給う御方である。しかし、過度に狩猟せぬよう、注意せよ。 全てのことにおいて、正義と公平の道を歩くようにせよ。このように、啓示の夜明けの場なる御方は、汝らに命じ給う。汝ら、理解する者なれば。(*狩猟の時 に仕留めた獲物を取りに行かせる動物のこと。訳者注。)

61.神は汝らがわが親族に親切であるよう命じ給うた。しかし、他人の財産に手をつける権利をわが親族に授けてはおられない。まことに、神は創造物を必要とされず、ご自力にて存在し給う。

62. ある者が、意図的に家に放火したならば、その者自身も焼かれなければならない。また、故意に人の命を奪ったならば、彼自身も殺されねばならない。汝ら、強 さとの限りを尽くして神の教えにつかまれ。そして、無知な者のやり方を捨て去れ。放火犯と殺人犯を終身禁固刑に処すことは聖典の規定で許されている。まこ とに、彼は、望み通りに命ずる力を持ち給う。

63. 神は、結婚を汝らのために規定された。二人より多くの妻をめとらぬよう注意せよ。神の侍女の中から、一人の伴侶を選んで満足するならば、夫も妻も、平穏の うちに生きるであろう。女中を雇いたい者は、礼節を持ってそうすることができる。これが、啓示のペンにより、真実と正義において記された法令である。おお 人々よ、わがしもべらの間でわれのことを述べる者をもたらすために、結婚せよ。これは、汝らに対するわが命令である。自分自身のために、それに確固として つかまるがよい。

64. おお世の人々よ。自我の誘惑に従うな。それは、邪悪と肉欲へと執拗に呼びかるものである。むしろ、全創造物を所有し給う御方、信心深く、神への畏れを示す よう汝らに命じ給う御方に従え。まことに、彼は、いかなる創造物からも独立し給う秩序が整えられた後に、国に扇動を起こすことがないよう注意せよ。このよ うなことをする者は、われには属さない。われはそのような者と関係を持たない。それが、示の天より、真理の力を通して顕現された命令である。

65. バヤンにおいて、結婚は結婚する二人の同意を条件とした。わがしもべらの愛と和合と調和の確立を欲したわれは、二人の望みが明らかになった後に、結嬉にい て双方の両親の許しを条件とした。彼らの間に敵意や恨みが起きないように。そて、われはこれにまだいくつかの目的を持たせた。このようにわが命令は定め た。

66.結納金の支払いなしに結婚は成立しない。結納金は、都会に住む者は純金19メガル、村に住む者は銀19メスガルと定められている。この金額を増加させたい者は、95メ スガルを超えることは禁ぜられる。このように、威厳と力を持って命令は記されている。聖典によると、もし人が最低金額で満足するならその者にとって、より 良いことである。まことに神は、天と地の両方の手段で、望む者は誰でも豊かになしたもう。まことに、彼は万物に対して力を持ちたもう。

67. 神のしもべが旅をする時は、妻に対して家に帰る時を定めなければならない。約束したときに家に帰るならば、彼は主の命令に従ったことになり、神の命令のペ ンにより、清廉なる者の一人に数えられよう。さもなくば、もし、遅延する妥当な理由あるなら、妻に連絡し、家に戻るために最大の努力を払わねばならない。 このどちのことも起きない場合、妻は九カ月間待つ義務がある。その後は、別の男性を夫として迎えても何の妨げもない。しかし、もし妻がさらに待つなら、ま ことに神は、そように忍耐を示す男女を愛される。汝ら、わが命令に従い、不信心なる者ら一一神の聖なる書簡において罪人として見なされた者ら一一に従う な。妻が待っている間に、らの便りがあれば、彼女は賞賛さるべき道を選ぶべきである。まことに神は、自のしもべらと侍女らが、互いに仲よくあることを望み 給う。汝らの間に非協調的態を引き起こすことがないよう注意せよ。このように法令は定められ、約束は結ばれ。しかし、もし、夫の死や殺害の知らせが届き、 世間によって、あるいは二人の公な目撃者によりそれが確認されたなら、彼女は独りのままでいることが好ましい。そして、定められた月数が過ぎた後には、自 ら選択した道を取ることができる。それが、命令すべき絶対的御方による命令である。

68. 夫と妻の間に恨みや嫌悪感が起きたならば、夫は妻と離婚すべきではなく、一年、辛抱強く待つべきである。愛情の芳香が二人の間に再び取り戻されるように。 一年経過してもその愛情が取り戻されなければ、離婚が許可される。まことに、神の英は万物を取り囲んだ。妻に三重の離婚を求めるよう定められていた以前の 手続きを、主は、主の命令のペンによって記された書簡において禁止し給うた。主はこれを好意として禁止なさった。汝ら、これを感謝する者ならば。妻と離婚 した男性は、各月が経過しなら、互いへの愛情と同意があり、彼女が別の男性と結婚していなければ、その女と再婚することができる。彼女が再婚していれば、 この別の結合により別離は確認され、彼女の状況が変化しない限りその事柄は終結する。このように、法令は美の黎の場である御方により威厳持てこの書簡に記 された。

69. 妻が夫に同伴して旅行している時、いさかいが起きた場合、夫は妻の生活費を一年間供給しなければならない。そして、元のところへ彼女を帰すか、そのために 必要,旅費を添えて、家まで送るよう信頼できる人に彼女を委ねなければならない。まとに、汝らの主は、地上の諸民族を覆い包む主権により、望み通りに命じ 給う。

70. 妻が立証された不貞行為のために離婚された場合、待機期間中の生活費を受け取ことはできない。このように、わが昼の星は正義の大空から輝きいでた。まこと に、は和合と調和を愛し、離別と離婚を忌み嫌われる。汝ら、互いに輝きと喜びを持って住め。わが命にかけて。地上にあるものは全て過ぎ去って行く。一方、 善行のみが.続するのである。わが言葉の真実性については神ご自身が証言される。おお、わがしもべらよ、意見の相違を調停せよ。そして、栄光のわがペンの 勧告に注意を傾け、慣なる者と片意地なる者らに従うな。

71. 汝ら、以前の者らが騙されたように、この世によって騙されるな。汝らの主の法と教えに従え。清廉さと真実性において汝らの前に示されたこの道を歩ゆめ。不 平と誤りを避け、美徳に固執する者らは、唯一真実なる神の眼において神の創造物中で最も優れたものである。彼らの名は、天上の領域の群衆によって、また、 神の名において建てられたこの幕屋に住む者らによって賛美されている。

72. 奴隷を売買することは、男性であっても女性であっても、禁じられている。自分身しもべたる者が、神のしもべの一人を買うことはふさわしくなく、これは神の 聖なる書簡にて禁じられている。このように、神の慈悲により、正義のペンによって命令は記されている。誰も他の者に対して自分を優越させてはならない。全 ての者は皆、神の御前において奴隷であり、全ては彼以外に神はいまさぬという真実を具現するものである。まことに、彼は全てに賢き御方に在し、彼の英知は 万物を覆い包む。

73. 汝ら自らを善行の衣で飾れ。自らの行為で神を喜ばせるような者は、まことにバハの人々の一人であり、神の玉座の御前で記憶される。清廉なる行為で、また、 英知と発言を通して、全創造物の主を援助せよ。まことに、汝らは御慈悲に溢れ給う御方によってほとんどの書簡でこのように命令されている。まことに、彼は われが言うことを知り給う。誰も他人と論争してはならない。また誰も人を殺してはならない。これが、栄光の幕屋の中に隠されて来た聖典において禁じられて いることである。汝,神が生気を与え給うた者、神がご自身の息吹で精神を授け給うた者を殺すと言うのそれでは、神の玉座の前で、汝らの罪は甚だしいもので ある。神を畏れよ、そして、神ご自身が築き給うたものを破壊する不正と虐待の手を上げるな。いや、真実なるの道を歩め。聖なる発言の旗を掲げて、まことの 知識の軍勢が現れるやいなや、栄に満ち給う御方の息吹により創造された楽園において永遠の生命の小川から飲む意思を持った者らを除いては、諸宗教の諸部族 は逃げ出してしまった。

74. 神は創造物への慈悲の徴として、精液は不浄でないと定められた。喜びと輝き持って神に感謝を捧げよ。そして、神への近接の黎明の場から遠い者らに従うな。 いかなる状況の下でも、大業への奉仕をなすために立ち上がれ。なぜなら、神は諸々の世界を覆い包んだ神の主権の力を通して、必ずや汝らを援助したまうが故 に。汝ら衣の上に少しの汚れの後も残さぬほどの堅固さを持って、洗練さの綱にしっかりとづかまれ。それが、全ての洗練さを超越し給う御方の命令である。正 当な理由でこの基準に添えない者に対して何らとがめはない。まことに、神は寛容にして、慈悲深き方である。水の持つ三つの要素のどれにおいても変化をきた していない水で、汚れ物をすべて洗え。空気や他の物質にさらされて変化した水を使わぬよう注意せよ。汝ら、人類の間における、清潔の真髄となれ。まことに これが比類なき御方、全てに賢き御方が汝らのための望み給うことである。

75. 神は同様に、神の御前からの恩恵として、様々な物や諸民族が汚れたものと見してきた不浄の概念を廃止された。神は確実に、常に許し給う御方、最も寛大なる 方である。まことに、レズワンの最初の日に、われが、わが最も優れた諸々の御名とわが最も崇高なる諸々の属性の光輝を全創造物の上に投げかけたとき、全創 造物は化の海に浸されていた。これはまことに全ての世界を取り囲んだ、わが愛情ある長の印である。そこで汝ら、全ての宗教の信奉者らと交われ。そして、最 も憐れみ深き御方なる汝らの主の大業を宣布せよ。これこそ、行為の王冠である。もし汝ら、理解する者なれば。

76. 神はほこりで汚れた物を洗う程度まで、最高の清潔を守るよう汝らに命ぜられ堅い泥や同じような汚れはなおさらのことである。神を畏れよ、そして純潔なる者 あれ。ある者の衣が目立つほど汚れているとき、その者の祈りは神のもとへ昇っていくことができない。そして、天の群衆はその者から顔を背けるであろう。バ ラのエキスや純粋な香水を使用せよ。まことにこれは、神が初めなき初めより愛し給うたことる。汝らが、比類なき御方、全てに賢き御方なる汝らの主の望み給 うことを放散ことができるように。

77. 神は本の破損についてバヤンで規定された法令から、汝らを解放された。われは味な論争に終始するようなものではなく、汝らの益になる諸科学の本を読むことを許可した。この方が汝らのためになる。もし汝ら、これを理解する者ならば。

78. お お、地上の王たちよ。全ての者にとって最高の主なる御方がやってきた。王国全能なる保護者、ご自力にて存在し給う御方なる神のものである。神のみを崇拝せ よ。そして輝かしき心持て、全ての名の主である汝らの主の方へ顔を向けよ。これは巧が所有する何ものにも匹敵し得ない啓示である。汝ら、もしそれを知り得 たならば

79. わ れは、汝らがわが守られし書簡によってのみ数えられる諸々の世界から自らをめ出し、他のことにおいて喜んでいるのを見る。汝らが蓄えてきた宝は、汝らの究 の目的から汝らを遠く引き離してしまった。それは汝らにふさわしくない。汝ら、もしそれを理解するものならば。汝らの心から現世的汚れのすべてを洗い落と せ。そして、天と地の創造主なる汝らの主の王国へ急げ。主は世界を揺り動かし、そこに住む全ての民族を泣き叫ばさせ給うた。全てのものを放棄し、隠された る書簡が定めたことにつかまった者らを除いて。

80. これこそは、神と会話を交わした者が日の老いたる者の光に達し、諸々の海をうらせたこの盃から再会の清き水を飲み干した日である。言挙げよ、唯一真なる神 にかけて。シナィは、啓示の曙の回りを回っており、他方、王国の高所からは、「自ら震い立たせよ、おお、地上の傲慢なる者らよ。そして彼のもとへ急げ」と 宣言している神の霊の声が聞こえる。カルメルはこの日、彼の宮廷に達したいと切望し、崇敬して急ぎ、シオンの中心からは「約束は果たされた。最も崇高なる 方、全能者、最愛なる御方なる神の聖なる書において宣言されていたものが顕現された」という叫びがでてくる。

81. おお地上の王たちよ。最も偉大なる法律はこの場所、この超越的光輝の場におい啓示された。あらゆる隠されしものは、最高の命令者の意志により明るみに出さ れた。その命令者は最後の時をもたらした御方であり、その御方を通して月が裂け、あらゆる変更不可能な法令が解説されたのである。

82. 汝らは従属者にすぎない。おお地上の王たちよ。王の中の王なる御方が、その最もすばらしき栄光において現れた。そして、彼は汝らを危難の中の救助者に在 し、ご自力にて存在し給う御方なる彼ご自身の所へ呼び出している。傲慢のために啓示の源牽認識することを妨げられたり、この世の諸事が暗幕のごとくに天国 の創造者なるから閉め出されぬよう注意せよ。立ち上がれ、そして、全ての国の願望に在す御方に仕えよ。その御方はご自身からの一言を通して汝らを作り給 い、汝らが當にご自身の主権の象徴となるよう定めたもうた。

83. 神の高潔さにかけて。汝等の王国に手をつけることが我の望みではない。これについては諸々の名前の王国が証言する、汝ら、それを理解するものならば。自分 の主に従う者はみな、世界とそこにあるものを放棄するであろう。それでは、そのように尊大なる地位を有す御方の雛脱は、どれだけ偉大なることであろうか。 汝らの宮殿を捨て、彼の王国に入れ。まことにこれは、天上の主が証言し給う。汝ら、もしそれを知るならば。

84. わが王国において、わが大業を援助するために立ち上がる国王、またわれ以ものから身を離脱させる国王に対する祝福は何と大きなものであろうか。そのよ国王 は、深紅の箱舟の一行の一人に数えられる。それは、神がバハの人々のために用意された箱舟である。全ての者は、その国王の名前を賛美すべきであり、彼の地 位に敬意を払い、眼に見える王国と見えない王国に住む全ての者にとっての全能なる者というわが御名の鍵で、諸々の町の錠を開けることによって彼を援助すべ きでそのような国王は、人類の眼そのものであり、創造物の額の上の輝かしき飾りで世界全体への祝福の源泉である。おお、バハの人々よ、汝らの財産、いや、 命そのものを彼への援助に捧げよ。

85. おおオーストリアの皇帝よ。汝がアクサの寺院を訪問すべく出発した時、神の曙なる御方は、アッカの牢獄に住んでいた。汝は彼のそばを通り過ぎ、彼一一彼に よってあらゆる家が崇高にされ、あらゆる高い門の錠が開けられた一一についてもしなかった。まことにわれは、それを世界が向かうべき場所となした、彼らが 我を記憶するように。しかし汝は、彼が汝の主であり諸々の世界の主なる神の王国に現れたとき、この記憶の対象である御方を拒絶した。われは常に汝と共に あっそして汝が枝につかまり、根に不注意であるのを見いだした。まことに、汝の主はわれの言うことの証人である。われは汝がわれのことに気づかず、わが御 名の周囲を回るのを見て悲しく思う。われは汝の面前にいるのに。この栄光あるビジョンを眼にするため汝の眼を開け。そして、汝が昼となく夜となく呼びかけ る御方を認識し、輝かしき地平線上に輝く光に視線をすえよ。

86. 言挙げよ、おおベルリンの王よ。この明白なる礼拝堂から出ている「まこと永遠なる者、比類なき者、日の老いたる者なるわれ以外に神はなし」という声に傾け よ。傲慢によって聖なる啓示の曙を認識することを妨げられぬよう、また、世の欲望という暗幕によって、天上の玉座と下界の主から閉め出されぬよう注意この ように、最も崇高なる御方のペンは、汝に助言する。まことに彼は最もみ恵み深き御方、恩恵に満ちたもう方である。汝の権力を越えて、汝の地位よりも高い壇 あった者を思い出せるか。彼は今どこにいるか。彼が所有していた者はどこに行しまったのか。警戒せよ、そして深い眠りに落ち込んでいる者であるな。彼こそ の書簡を後ろに投げ捨てた者である。残虐の軍勢がわれに与えた苦しみについてわれが彼に知らせたときに。それゆえ、あらゆる方向から恥辱が彼に襲いかか り、彼は大庸なる損失のうちに塵へと戻って行った。彼について、そして汝と同じように諸々の町を征服し、入々を支配している者らについて深く考えてみよ、 おお国王よ。慈悲に口満ちたもう御方は、彼らを彼らの宮殿から墓へと引き落とし給うた。警戒せよ。そして熟考する者であれ。

87.われは、汝らから何かを求めたことはない。われは神のために、汝らに勧告する。そして、汝らの手がわが身にもたらしたことをこれまで辛抱したように、これからも辛抱するのである、おお国王の群衆よ。

88. 汝ら、おおアメリカの統治者ら、その諸共和国の代表者らよ、永久の枝の上でさずる鳩の声に耳傾けよ一一「永続する者、許す者、恩恵溢れる者なるわれ以外 に、神はいまさぬ」。汝ら、正義と、神への畏れという飾りで領土の聖堂を飾れ。そしての頭を、諸々の天の創造者なる汝らの主の記憶で飾れ。このように、諸 々の名前のなる御方は、全知にして、全てに賢き御方が命ぜられたように、汝らに助言する。約束された者は、この栄光ある地位において現れた。眼に見える 物、見えぬ物全てがそれを喜んだ。汝ら、神の日の恩恵に浴すがよい。まことに、彼に会うことは、太陽の輝きに浴している全てのものよりも、汝にとって良い ことである。汝ら、それを知得たならば。おお統治者らの群衆よ。壮大の曙より上げられたものに耳を傾けよ。ことに発言の主、全てを知り給う者なるわれ以外 に神はいまさぬ。正義の手持て、破壊されしものを結合させよ。そして、命令者、全てに賢き御方なる汝らの主の命令で、繁栄する虐待者を粉砕せよ。

89. おお、コンスタンチノープルの人々よ。見よ、われは汝らの間に、ふくろうの有害な鳴き声を聞く。情欲の酔態が汝らを捕らえたか、それとも、汝らは不注意の 中に沈んでいるのか。おお、二つの海岸の間に位置する地よ。まことに、残虐の玉座は汝土に確立され、憎悪の炎は汝の胸のうちに灯された。天上の群衆と、崇 高なる玉座りを回る者らが泣き叫び、嘆き悲しんだほどに。われは汝の内に、愚者が賢者をするのを、また暗黒が光明を誇るのを見る。まことに、汝は、明かな る傲慢によって満たされている。汝の外面的光輝が汝を不遜にしたのか。人類の主なる御方にか。それはやがて消え去り、汝の娘らや未亡人らや汝の家に住む全 ての親族らは、悲しむであろう。全てを知り給う御方、全てに賢き御方は、このように汝に知らせ給うた。

90. おお、ラインの岸辺よ。われは汝が、血糊におおわれているのを見た。報復の剣が、汝に対して抜かれたからである。そして汝の上にもまたその番が来るのである。われにはベルリンの嘆く声が聞こえる、それは今、確かな栄光にあるにもかかわらず。

91. 何 事も悲しむことはない。おお、「タ」の地よ。神は汝を全人類の喜びの源として選び給うた故に。神は望み給うならば、正義を持って統治する者、狼が散らした 神の羊の群れを集める者によって、汝の玉座を祝福されるであろう。そのような統治者は大いなる喜び持て、バハの人々へ顔を向け、彼らに好意を示すであろ う。まことに神の命において、そのような統治者は人々の間の宝石と見なされるのである。神の栄光と、神の啓示の王国に住む全ての者の栄光と、神の掲示の王 国に住むすべての者の栄光とが彼らの上にある。

92.汝ら、大いに歓喜せよ。神は汝の内に神の栄光の顕示者を誕生させ、汝を彼の光の曙となし給うた故に。汝に授けられたこの名を喜ぶがよい。その名を通して恵みの昼の星が光輝を放ち、天と地が共に明るく照らされたのである。

93. やがて、汝の内部の状況は変えられるであろう。そして、支配権は人民の手に陥るであろう。まことに汝の主は全てを知り給う御方である。主の権限は万物を包 み込む。汝の主の恩寵深き好意を確信せよ。主の優しき眼は永遠に汝の方へ向けられるであろう。汝の動揺が平和と平穏状態に変えられる日が近づきつつある。 このように、それはすばらしき聖典に定められた。

94. おお、「ハ」の地よ。全ての所有者、最も崇高なる御方なる汝の主の賛美において、汝から上げられた英雄らの声が聞こえる。聖なる諸々の名の旗が、栄光に満 ちたる者というわが御名を創造の王国で上げる日は祝福されん。その日、忠実なる者らは神の勝利に歓喜し、信じない者らは嘆く。

95.何者も人々を支配する者と闘争してはならぬ。彼らのものは彼らに任せて、汝らは人々の心に注目せよ。

96.おお、最も強大なる海よ。永久の主権者なる御方により汝に課せられたことを諸国にまき散らせ。そして、地上の全ての住人らの聖堂を、彼の法律の衣で飾れ。その法律を通して、全ての心は喜び、全ての眼は明るくされるであろう。

97. ある者が、100メスガルの金を得たなら、そのうちの19メスガルは天と地の造形者なる神のものであり、神に捧げられるべきである。おお人々よ、そのよう な偉大なる恩恵を奪われぬよう注意せよ。われはこれを汝らに命じた。われは汝らを必要とせず、また天と地にいるいかなるものも必要としないにもかかわら ず。その中には全知にして、全てに精通し給う神以外のいかなる者の理解をも超える益と英知がある。言挙げよ。この手段により、神は汝らが所有しているもの を純化し、神が意図し給うたもの以外の誰も理解できない地位に汝らを近づけんと欲し給うたのである。まことに神はお情け深く、御仁慈深き御方であり、み恵 み深き御方である。おお人々よ。神の取り分を不忠実に扱うな。また、神の許可なしにそれを処分するな。このように、神の命令は諸々の聖なる書簡で、そして この崇高なる聖典にて確立された。神とに対して不忠義なる者は、正義にかけて自ら不忠義と出会うことになる。しかし、神の命令に応じて行動する者は、御仁 慈深き方、授け給う御方、寛大なる御方、日の老いたる者である己の主の恩恵の天より祝福を受ける。まことに主は汝のために、汝の知識を越えるものを意図し 給うたのである。しかし、それはこの飛ぶが如くに過ぎ去る人生の後、汝らの魂が天へ飛んで行き、汝らの現世的喜びの装飾品が巻き上げられた後に、汝らに知 らされるのである。保護されし書簡を所有する御方は、このように汝らに勧告し給う。

98. 眼 に見えるもの、見えぬものの主、全ての世界の主なる神から下された法律に関、わが玉座の前に様々な請願が信者らから送られてきた。したがって、われはこの 聖なる書簡を啓示し、それを主の法律の纏いでまとわせた。人々が主の命令を守るに。過去数年間、似たような要求がわれのもとへ寄せられたが、われはわが英 知において、多くの友人達から手紙が届けられた最近の日々まで、わがペンを保留した。して真実の力を通して、人々の心に生気を与えるものを持って返答し た。

99. 言 挙げよ、おお宗教の指導者達よ。現在人々の間に広まっている基準で神の聖典を量るなかれ。なぜなら、聖典そのものが人々の間で確立された誤ることなき秤だ かある。地上の諸民族や諸親族が所有するものは、この最も完璧なる秤で量られねばならぬ。一方、その重量はそれ自体の基準で試されなくてはならない。汝 ら、それを知っているならば。

100. わ が愛情ある優しさの眼は、汝について泣き悲しんでいる。なぜなら、汝らは自らが昼夜、そして朝に夕に呼びかげていた御方を認識することができなかったから である。おお人々よ、雪のごとく白い顔と輝かしき心持て、祝福された深紅の地点へと進め。そこでは、サドラトウル・モンタハがこのように叫んでいる。「ま ことに、全能なる保護者、自力にて存在する者なるわれ以外に、神はいまさぬ。」

101. おお宗教の指導者らよ。汝らのうちで、ビジョンと洞察力においてわれに匹敵す者は誰か。発言と英知においてわれと同等であると主張できるものはどこに見い だせるか。いや、慈悲に満ちたもう、わが主にかけて。地上の全ては過ぎ去っていく。そしてこれが、全能者、敬愛されし御方なる汝らの主の顔なのである。

102. おお人々よ。全ての学識の最高かつ最終の目的は、全ての知識の対象たる御方の認識であるとわれは定めた。しかし、いかに汝ら、自らの学識が暗幕になり、こ の光曙なる御方から、自らを閉め出していることか。その御方を通して、隠されていたあらゆるものが啓示されたにもかかわらず。この発言の光輝がやってきた その源を発見できたなら、汝らは世界の人々とそれが所有するものを捨てて、栄光の、この最も祝福された座へと近づくであろう。

103. 言挙げよ。これこそまことに、母なる書が大切に保管されている天である。汝ら、それを理解するものならば。彼こそは、岩を叫ばせ、聖地の上に昇っていく山 上で燃盛る藪にその声を上げさせ、「王国は神のもの、全てのものの最高の主、力に満ちもう御方、愛情深き御方のものである」と、宣言させ給うた御方であ る。

104.われはいかなる学舎へも通わず、汝らの論文を読むこともなかった。この無教育なる者の言葉に耳を傾けよ。その言葉を通して、彼は汝らを永続させ給う御方なる神もとへ呼びよせている。これは、汝にとって地上の全ての宝よりもよい。汝ら、それを理解するものならば。

105.啓示の天から下されたものを解釈する者、その明白なる意味を歪めた者は、まことに神の荘厳なる言葉を歪めた者であり、明らかなる書を逸した者である。

106. 爪を切り、身体を浸たすことができるだけの水で毎週沐浴し、以前より用いていたものを持って自らを清潔にするよう、汝らは命じられている。比類なき御方、 御仁慈の御方により汝らに定められしことを、怠慢により違反することなきよう、注意せよ。清潔な水に浸れ。すでに使用された水で沐浴してはならない。ペル シャの大衆沿場に近づかぬよう注意せよ。そのような浴場に行く者は、それに入る前にその悪臭が臭ってくるであろう。そのような所を避けよ、おお人々よ。そ して、そのような下昌を、下劣にも受け入れるような者になるな。まことに、それらは不潔と汚染の流しのようなものである。もし汝ら、理解する者ならば。同 じく、ペルシャの家の中庭にある悪臭のする貯水池を避けよ。そして清く聖別されたものであれ。まことにわれは、汝らを地上における楽園の顕現として眼にし たい。汝ら、神の好意を得る者らの心も喜ばせるような芳香を放散せよ。沐浴者が水槽に浸かる代わりに、身体に水をかげ洗うならばそれは一層よいことで、そ うすれば身体を浸ける必要はなくなる。まことに、主はご自身の面前からの恩恵として、汝らのために生活し易くし給うた。汝ら、真に感謝する者であるよう に。

107. 汝らは、自分の父親の妻との結婚を禁じられている。誠の羞恥心から、われは、男子の主題について取り扱う事を控える。汝ら、慈悲深き御方を畏れよ。おお、 世人々よ。わが聖なる書簡において汝らに禁じられている事を犯すな。そして、己の欲望の荒野に、取り乱してさまよう者であるな。

108. いかなる者も、公の眼の前で、道や市場を歩きながら聖句を眩く事を禁ず。いやむしろ、主を賛美せんと欲するなら、この目的のために建てられた場所や、自分 の家でする事が相応しい。この方が一層誠実性と信心深さにかなう。このように、わが命令の太陽はわが発言の地平線上に輝きでた。わが命令を守る者であれ。

109. あらゆる者は遺書を書くよう義務づけられている。遺言者は最大名の飾りでこの文書の初頭を飾り、そこで神の啓示の曙における神の単一性について証言し、そ れから心のままに賞賛を述べるべきである。それが啓示と創造の王国で彼のための遺言となり、最高の保護者、忠実なる方なる彼の主と共にある宝であるため に。

110. 全てのフィーストは二つの最も偉大なるフィーストと、一対の日に来るもう二の祭典において最高状態に達した。最も偉大なる祭典の一つは、慈悲に満ちたもう 方が、全創造界にご自身の最も優れた諸々の御名と最も崇高なる諸々の属性の輝かしき栄光を放った日々であり、もう一つはこの御名の吉報を人類に宣言した者 をわれが現させた日である。この御名を通して死者はよみがえり、諸々の天と地にある全てのものは共によせ集められたのである。このように定め給う御方、全 知者なる御方によって定められた。

111. バハの月の第一日を迎えた者は幸いである。この日は神がこの偉大なる御名通じて聖別し給うた日である。この目に神より授けられた恩恵を身をもって表す者に 祝福あれ。まことに、その彼は、すべての世界を包含する主の寛大さを象徴する行為を通して神に感謝を表す者たちの一人である。言挙げよ。まことに、これは すべての月の王冠であり、その源泉であり、生命の息吹が全創造物に吹きわたる日である。輝きと喜びをもってその日を迎える者の祝福は多大である。まこと に、その者は幸福に満ちた者たちのうちに数えられることを、われは証言する。

112. 言挙げよ。まことに、この最大祝祭日はもろもろの祝祭日の王である。おお、人よ、神が汝らに授けられた恩恵を思い起こせ。汝らは眠りに落ちていた。その 時、見よ!神はその啓示からもたらされる再生の微風で汝らを覚まし、明らかで真っ直ぐな神の道を汝らに知らせたもうたのである。

113.病気の時は有能な医師に頼れ。われは、物質的な手段の使用を排除するものではい。むしろ、神が輝かしい栄光ある大業の黎明の地とされたこのペンにより、物質手段を認めてきたのである。

114.神は以前、各信者に自分の所有物の中から貴重な贈り物をわが玉座の面前に捧げ義務を課された。しかし今、われはその慈悲深い恩寵の印としてこの義務を廃止した。まことに、神は最も寛大におわし、御恵み深き御方であり給う。

115. 夜明けに思いを神に向け、神を思い起すことに専念し、許しを請い、マシュレゴ・アズカルに歩みを向け、そこへ入り沈黙のうちに座し、主権者、御力の御方、 すてに賛美される御方なる神の聖句に耳を傾ける者に祝福あれ。言挙げよ。マシュレル・アズカルは、わが賛美のために町や村に建てられたすべての建物であ る。この称は栄光の玉座の面前で定められたものである。汝ら、理解する者であれば。

116. すべてに慈悲深き方の聖句を最も麗しい調べで唱える者らは、天と地の主権も決して比較し得ないものを聖句の中に感知するであろう。彼らは、それらの聖句か らわが諸々の世界一一今日、この崇高でうるわしい啓示を通して視力を授けられた者ら以は誰も認めることのできない世界一一の聖なる芳香を嗅ぐであろう。言 挙げよ。これらの聖句は、清らかな心を言葉で言い表わすことも、隠嚥でほのめかすこともできないもろもろの精神界に引きつけるであろう。耳を傾ける者らに 祝福あれ。

117. おお、わが人々よ。わが創造物の間でわれについて語るためと、わが領土中にわが葉を高揚するために立ち上がった、選ばれたしもべらを援助せよ。まことに、 かれらわが慈愛の摂理の天の星であり、全人類へのわが導きのランプである。しかし、ある者の言葉がわが聖なる書簡で下されたことと矛盾するならば、その者 はわれに属す者ではない。不実な詐称者に従わないよう留意せよ。これらの書簡は夜明けをもたらし、天と地の間に声を上げた者の印章で飾られている。この確 かな把手とわが強大で疑う余地のない大業の綱にしっかりとすがれ。

118. 主は望むものには誰であれ、世界の様々な言語を学ぶことを許し給うた。それによりその者が西洋と東洋の至るところで神の大業のメッセージを伝えることがで き、また人々の心を活気っけ、朽ちたる骨に生気を与えるために、世界の民族や国民の丘で神について語ることができるようにである。

119.理性を授けられている人間が、その理性を奪ってしまうものを取り込むことは言されない。いやそれどころか、人間は人間の地位にふさわしい態度をもって振る舞わねばならない。そして、すべての不注意で、迷う者の悪行に従うべきではない。

120. 汝らの頭を信頼と忠実の栄冠で飾り、心を神の畏れという装いで飾り、舌をまったくの真実さで飾り、身体を礼儀正しさの衣服で飾れ。まことに、これこそが人 間の身体にふさわしい飾りである。もし、汝ら熟考する者であれば。おおバハの人々よ、真実なる御方である神への奉仕の綱にすがれ。それにより、汝らの地位 が明らかにされ、汝らの名が書かれ保存され、汝らの地位が引き上げられ、そして汝らの遺名が伯存された書簡の中で高められよう。地上の住人らによってこの 栄光ある高貴な地位に達することを妨げられないように注意せよ。われは書簡の大半と今この聖なる書簡の中で、汝らに対しこのように勧告した。汝らの神、強 力なる方、全てに賢き方なる主の法の昼の星は、この聖なる書簡の頭上から光を放った。

121.わが現存の大海の潮が引き、わが啓示の書が終わったとき、神が意図し給うた弓この古来の根茎より分岐した者に汝らの面を向けよ。

122.人々の心の狭さを考えよ。彼らは自分に害になるものを求め、利するものを捨てる。実に、彼らは遠くさ迷う者らである。ある者らは自由を欲し、自由に振る舞うことに得意になっているのが見られる。そのような者らは無知の深みにいる者らである。

123. 自由は最終的には騒乱に至り、その炎は誰も消し得ないであろう。審判者であり、全知者である方はこのように警告したまう。自由の具現とその象徴は獣であ る。人にふさわしいことは、自分の無知から自分を保護できるような節度に従うことであり、不和をもたらす者から自分を守ることである。自由は人間に礼儀と いう境界線を超えさせ、その地位の尊厳を侵害させる原因となる。自由は人間を極度の堕落と邪悪の状態に落とす。

124.人類を、自分たちを保護する羊飼いが必要な羊の群れと見なせ。まことに、これは真実であり、疑う余地のない真理である。われは一定の状況のもとでは自由を認めるが、その他の状況においては許すことはない。まことに、われは全知者である。

125. 言挙げよ。汝らはこれに気付いてはいないが、真の自由は、わが命令に従うことにある。われが啓示の天より下したことを遵守するならば、人間は間違いなく完 全な自由を得るであろう。全創造物にみなぎる神の意志の天から啓示されたものすべも内在する神の目的を理解した者は幸いである。言挙げよ。汝らの益となる 自由は、永遠の真理なる神に完全に従う以外にはどこにも見いだすことはできないのである。そして一度その甘さを味わった者は、天と地のすべての主権をもっ てしても、それを交換することを拒むであろう。

126.バ ヤンの書は、われに問うことを禁じている。今や主はこの禁令を解きたもうた。必要とあらば自由に尋ねられるようにされたのである。しかし、それらは以前の 人々が繰り返してきたたわいなき問いであってはならない。神を畏れよ。そ公正なる者であれ。神の大業と神の領土において汝らに益となるようなことを問うが よい。神の哀れみ深い同情の門は天と地に住む全ての者の面前に開らかれたからである。

127. 神の書で定められた一年間の月の数は19である。これらの月のうち、最初の月は全創造をおおい包むこの御名で飾られた。

128. 死者を埋葬する際、水晶、硬質で耐性のある石材、または良質で耐久力のある木棺に入れるよう、主は定めたもうた。また、死者の指には文字を刻み込んだ指輪をはめることを定めたもうた。まことに、主は最高の命令者であり、すべてを知りたまう御方である。

129. これらの指輪に刻む文字は男性の場合、「天と地にあるすべてと、その間にある全ては神のものなり。まことに神はすべてを知りたもう」であり、女性の場合 は、と地の領土とその間にあるすべては神のものなり。まことに神はすべてにましてであり給う」である。これらの句は以前に啓示されたものであった。しか し、見今や「バヤンの点」は高らかに叫んでいる。「おお、諸々の世界の最愛なる御方子これらの言葉の代わりに、あなたの恩寵深い恵みの芳香が全人類に漂う よう葉を啓示したまえ。われはあなたから発せられたひとつの言葉は、バヤンに示さも全ての言葉に優ることをすべての人に告げた。まことに、あなたは望み通 りにする力を持ちたもう。あなたの慈悲の大海のあふれんばかりの恩恵を、あなたのしもべから奪いたまうな。まことに、あなたは限りなき恩恵の御方におわ す。」見よ、われの叫びを聞き、今やその望みをかなえた。まことに、彼は最愛なる御方であり、に答えたまう御方である。この瞬間、神から下された次の句 が、男女双方の埋葬用の指輪に刻まれるならば、それは故人にとってより良きことである。確かに、われは至上の命令者である。「われは神より来たり、そして 神以外のすべてから超脱し、慈悲深き方、憐れみ深き御方なる神の御名にしっかりとすがり、神のもとへ戻れり。」このように、主は自らの面前より恩恵を与え るために、誰であれ思い通り選びたまう。まことに、主は強大と威力の神におわす。

130. さらに、主は死者を五枚の絹または木綿の布で包むように、定めたもうた。財力限られている者は、上のいずれかの布一枚で十分である。全てを知り、すべてに 精通し給う御方は、このように定められた。故人の遺体を、町から一時間以上の距離を超えて運ぶことは禁じられている。むしろ、輝く心と平静な気持ちで、近 くの場所に埋葬すべきである。

131.神はバヤンで課せられた旅の制限を除きたもうた。まことに、神は全く自由なる御方でありたまう。神は望みのままに為したまい、何事も思い通りに定めたまう。

132. 世界の人々よ。諸々の御名の主であり、最大の牢獄の住まいから汝らに宣言する者の呼びかけに耳を傾けよ。「まことに、強力なる者、威力ある者、全てを従わ せ者、最も崇高にして、全知者であり、全てに賢き者なるわれの他に神はなし。」まことに、諸々の世界の全能なる統治者なる彼の他に神は存在しない。もし彼 がそう望むならば、彼の面前から発せられる言葉ひとつで、全人類を捉らえられるであろう。これの大業を受け入れるにあたり、ためらわぬよう、注意せよ。そ れは、天上の群勢「諸々の名称」の町の住人が、その御前に頭をたれた大業である。神を畏れ、暗幕で遮られた者たちの一人になるな。わが愛の火でその暗幕を 焼きつくし、われが全創造を征したこの御名の威力で虚ろな想像の霧を消散させよ。

133.対をなす聖なる場所の二つの家と、すべてに慈悲深き御方なる汝らの主の玉座が確立された他の場所を高め、賞賛せよ。理解ある心を持ちたまう、すべての人の主は、このように汝らに命じたまう。

134. この世の事柄や関心事ゆえに、強大にして忠実なる御方の命令に従うことを妨げられないよう注意せよ。神が強大な主権をもって自らを顕わされたとき、それを 信じなかった者らの疑念によって神から遠ざけられぬように、人類の中に立って不動の精神を持つ者であれ。聖なる書に記録されたことによって、この生ける書 である御方に耳を傾けることを妨げられぬよう注意せよ。彼は「まことに、最も卓越した方、すべてに賛美される御方なるわれの他に神はなし」という真理を宣 言しているのである。聖なる意志と威力の天から下された御方を公平な目で見るがよい。また、不正な行動をする者らであるなかれ。

135. わが先駆者なる者のペンより、この啓示を称賛して流れ出た次の言葉を想起せ」そして、圧政者らの手がわが生涯を通してわれにもたらしたことを考えよ。まこ とに、彼らは破滅した者らの中に数えられる。彼はこう述べた。「もし、汝らが、神の言挙げよ。これこそが最も高遠なるお方のペンに吹き込まれた全ての聖典 の魂である。そして、わが慈愛の微風と全創造物にみなぎったわが恩恵の甘い香りに心を奪われ以外のすべての創造物は圧倒されたのである。

136

137. おお、バヤンの人々よ。最も慈悲深き御方を畏れ、彼が他の節で啓示されたことを考えよ。彼曰く、「ゲブレとは、まことに神が現わし給う御方のことである。 休止するまでは、ゲブレは彼の動きと共に動くのである。」最高の命令者は、この最も偉大なる美について言及したいと望み給うたときにこのように定められ た。お々よ、これについて瞑想せよ。そして、過ちの荒野に心をとり乱してさまよう者となるな。汝らの空虚な妄想のゆえに彼を拒否するようなことがあれば、 汝らが顔を向けるゲブレはどこにあるというのか。おお不注意なる者らの集まりよ。この句を熟神の面前で公平に判断せよ。それにより、栄光に満ち、最も高遠 なる御方なるわのもとに波打つ大海から神秘の真珠を集めることができるように。

138.  この日、いかなる者もこの啓示において顕わされたこと以外のものにすがってはならない。これが過去において、また未来においての神の定めである。この定め 去の使者達の聖典を飾ってきたものである。これは過去において、また未来においの主の勧告である。この勧告は生命の書の序文を飾ってきたものである。もし 汝ら、解するものならば。これが、過去において、また未来においての主の命令である。の代りに、恥辱と堕藩を選ばぬよう注意せよ。この日において、神以外 のなにもの汝の役に立たない。また、全知者、全てに賢き方なる彼の他には避難の場所もない。われを知った者は全ての望みの目標を知り、われに顔を向けた者 は、敬慕の的のすべてに顔を向けたのである。このように聖なる書に記され、全ての世界の主なる神により定められている。わが啓示の句のひとうを読むこと は、過去と未来の世代の聖典を読するよりも良いことである。これは慈悲深き御方の言葉である。汝ら、もし聞く耳があれば。言挙げよ。これこそが知識の精髄 なのである。汝ら、もし理解できるならば。

139. さらにまた、汝らの考えを捨て、存在物の主なるの神へ顔を向けんがために、他句に啓示されたことについて考慮せよ。彼(バブ)はこう述べた。「バヤンを信 じる者以外との結婚は法に反することである。結婚する二人のうち一方のみがこの大業受け入れるならば、相手が改宗するまでは、その者の所有物は相手にとっ て不法なのとなる。しかしこの法は、われがまことに顕わすであろう御方の大業、もしくはすでに公正に顕わされたものが高揚されたあとにのみ有効となる。こ れ以前には、汝には思い通りに結婚する自由が与えられている。そうすることにより、汝らが神の業を高揚することができるように。」このように、小夜鳥は全 ての慈悲深き方なるらの主を賛美して、天上の枝で麗しい調べで歌った。これに耳を傾ける者は幸いでる。

140. おお、バヤンの人々よ。慈悲の神なる汝らの主にかけて命令す。真理の力によりされたこの言葉を公平なる目で見よ。そして、神の証拠を見ながら、それを退 け、定する者らにならないように。まことに、彼らは確実に滅びる者らである。「バヤンの点」は、この句の中で、わが大業がかれ自らの大業にまして崇高なる ものであることを明白に述べた。これについては、あらゆる公正で理解力ある心が証言するであろう。この日、汝らはその崇高さを容易に目撃できる。この世俗 の世に眼が酔いしれている者らや、来るべき世で屈辱的な懲罰が課せられることになっている者らの他は、もその崇高さを否定することはできない。

141. 言 挙げよ。神の正義にかけて誓う。まことに、われは彼(バブ)の最愛なる者なり。そして今、彼は啓示の天から下されたこれらの句に耳を傾け、今まで汝らが犯 してきた悪事を嘆いているのである。神を畏れよ。そして、侵略者と行動を共にするなかれ。言挙げよ。おお人々よ。彼(バハオラ)を信じなくても、少なくと も彼に反抗して立ち上がるようなことはするな。神にかけて誓う。彼に反対して団結する暴虐の大群だけで十分である。

142. ま ことに、この宗教制において、最も高遠なるペンを、その超越した地位と最もかしい美を賛美することの他に動かす必要がないよう、彼(バブ)は一定の法を啓 した。しかし、われはわが恩恵を汝らに示したいと望み、真理の力を通してこれらの法を明白に制定し、汝らに遵守させたいことをやわらげた。まことに、彼は して寛容なる御方である。

143. 彼(バブ)は以前、神の英知の曙なる御方が語られたことを汝らに知らせた。彼はこう述べた。まことに、彼は真理を語っている。「彼(バハオラ)はいかなる の下でもこう宣言する。『まことに、唯一にして、比類なき御方、全知者、全てに精通する御方なるわれの他に神はなし』」。これこそがこの崇高で独特で、驚 くべき啓示だけに神が定められた地位である。これは彼の豊かな恩寵の証拠であり、抵抗し難い命令の印である。もし汝ら、理解する者ならば。これこそが彼の 最大名であり、最も高遠なる言葉、彼の最も卓越した称号の曙である。それどころか、さらに彼を通してあらゆる源泉、すべての神の導きの黎明の場が明らかに されるのである。おお人々、よ、まことに下されたことについて熟考せよ。そして、それについて熟慮し、違反する者になるなかれ。

144.全ての宗教の人々と友好と和合をもって交われ。それにより彼らが神の甘美.香を汝らから吸い込むことができるように。人々の間の愚かな無知の炎が汝らをしないよう警戒せよ。全てのものは神から生じ、神に戻って行く。神こそは万泉であり、万物は彼のうちに終わる。

145.持ち主が不在の時には、許可がない限りいかなる家にも入らないよう注意讐いかなる状況においても礼儀正しく振る舞え。そして、強情な者の内に数えられないようにせよ。

146. ザカートの支払を通して、汝らの生計の手段とその他のものを清めよ。聖なの啓示者なる御方はこのようにこの高遠なる書簡に定められた。もし、神の意志的に 沿えば、間もなくわれはその査定基準をあらわすであろう。まことに、かれらの知識により、望むことはすべて解説し給う。まことに、かれは全知者であり、全 てに賢き御方である。

147. 物乞いをすることは不法であり、また物乞いに物を与えることも禁じられて全ての者は自らの生計を立てる義務がある。それができない者については、神の代理 人と富裕者らが彼らに適切な供給をする責任がある。神の法と命令に従え。いや汝自身の眼を守るようにそれらを守り、嘆かわしい損失を被る者となるな。

148. 論争と争いに関わること、人を叩くこと、またはそれに類似する行為で、人や魂が悲しむようなことを犯すことは神の書において禁じられている。全人類の主な る御方は以前、他の人の悲しみの原因になった者に金19メスガルの罰金を定めたもうた。しかしこの宗教制ではその定めは免除され、汝らは公正な振舞と敬度 な言行を示すよう勧告されている。これがこの輝かしい書簡で汝らに命ぜられたことである。自分に望まぬことを他の人に望むな。神を畏れよ。また、傲慢な者 ではあるな。汝らはすべて水で創られ、土に戻るであろう。汝らを待っている終わりを熟慮し、圧制者の道を歩むな。聖なるロートの木である御方が、汝らに唱 える句に耳を傾けよ。それはまことに、この世と次の世の主なる神により確立したもうた誤りのない秤である。それらを通して人の魂は、啓示の曙である御方に 向かって飛翔し、すべての真の信者心は光で満たされる。それが神が汝らに課したもうた法であり、神の聖なる書簡にあられた命令である。歓喜してそれらに従 たがえ。なぜなら、そうすることが汝らとって最善のことであるから。もし汝ら、このことを知る者ならば。

149. 神の句を毎朝、毎タ唱えよ。それらを怠る者は誰であれ、神の聖約とその証言にする忠誠を怠る者である。この日、これらの聖句から顔を背ける者は誰であれ、 神より永遠に顔を背けた者らの一人である。おおわがしもべらよ、皆ことごとく神を畏よ。神の句を大量に読むことや、日夜多くの敬度な行為を重ねることを誇 るな。なぜなら、ある者が喜びと輝く心を持って一行の句を唱えるならば、その方が危難の場の救助者におわし、御自力にて存在したまう方なる神の全ての聖な る書をだらだらと読むよりも良いことだからである。疲れたり、気が沈んだりしない程度に聖句を読むようにせよ。汝の魂を疲れさせたり、圧迫させるようなこ とを課すことなく、むしろ、元気づけ、高揚させるものを課すようにせよ。それにより、汝らの魂が聖句の翼に乗って、神の明白な印の夜明けの地に向かって飛 翔できるように。これは汝らを神の方へ近づけるであろう。もし汝ら、理解するものならば。

150. 威厳と力の天から下された句を汝らの子供たちに教えよ。全てに慈悲深き方の書簡を、子供たちが、マシュレゴル・アズカルの小部屋で、最もうるわしい調べで 唱えることができるようにするために。最も憐れみ深きものというわが御名に対する敬慕の念から生まれた歓喜で満たされた者はだれであれ、いまだ深い眠りに ある者らの心津引きつけるような方法で神の句を唱えるであろう。わが御名において、慈悲深き主の言葉から永遠の生命の神秘の美酒を飲み干した者は幸いな り。その御名により、堂々とそびえたつ山のすべては塵と化したのである。

151. 汝らは、19年ごとに家の家具を新しいものと取り替えるよう命じられた。この夢ように、全知にして全てを感知する御方は定めたもうた。まことに、彼は汝ら 自身と、汝らが所有する物すべてに、洗練を望み給う。神の畏れを無視したり、なおざりにする者にならぬように。常にお許しになる方、最も寛大なる御方なる 神は、家具を取り替える資力が不足する者には、これを免除された。

152.夏には、汝らの足を毎日洗い、冬には三日に一度洗うように。

153.誰かが汝に腹を立てているならば、優しさをもって対応せよ。もし誰かが汝をとがめるならば、それに対してとがめることを慎み、その者をそっとして置き、全能なる復讐者、威力と正義の主なる神に信頼を置け。

154. 説教壇を使うことは禁じられた。汝らに向かって主の句を唱えたいと望む者には、匿人類の主なる神について語れるように台座に座らせよ。汝らが神とその栄光に輝く業の顕示者に対して抱く敬愛のしるしとして、椅子や長椅子に座ることは、神の満し給うところである。

155. 賭博と阿片の使用は禁じられた。おお人々よ。その両方を避け、その違反者となるな。人間の身体を不活発にしたり、無気力にして害を及ぼすような物質を使用 しないよう注意せよ。まことに、われは汝らの益になることのみを望む。これについて全創造物が証言する。もし汝ら、聞く耳を持つものならば。

156.宴会や祝いの催しに招待されたときは、喜び、晴れやかな気持ちで応えよ。そして、自分の約束を果たす者はだれであれ、非難を受けることはない。今日は、神の英知ある法令のひとつひとつが解説される日である。

157. 見よ、「主権の印における大いなる逆転の神秘」は今や明らかにされた。神の援助をうけて、この「高潔なるアレフ」により起こされた「六」を認めた者は幸い である。まことに、その者は真実の信仰をもつ者らの一人である。外見は敬度なる者で顔を背けた者がいかに多くいたことか、また、どれほど多くの不信心な者 が「あなたにすべての賛美あれ、おお、諸々の世界の望みである御方よ」と叫びながら、近づいていったことか。まことに、望む者に望み通りに与え、望む者か ら意のままに差し控える力は神の手中にある。神は心の奥底にある秘密と、侮る者の目くばせに隠されている意味を知りたまう。われは清らかな心を持ってわれ に来た、無思慮の権化と思えるいかに多くの者を、わが容認の座に就かせたことか。一方、いかに多くの英知の代弁者を、まったくの正義をもって火に付したこ とか。まことに、われは審判者なり。彼は「神は思い通りになしたまう」という言葉の顕示者であり、「望むままに定めたまう」という言葉の玉座に留りたま う。

158. このペンの痕跡から、内的な意味の芳香を発見する者に祝福あれ。そのペンの動きにより神の微風が全創造物に漂い来、そのペンの静止により平穏の真髄そのも のi存在の世界に現われた。すべてに慈悲深き方、測り知れない恩恵の啓示者に栄光あれ。言挙げよ。彼が不正に耐えた故に、正義が地上に現われ、彼が屈辱を 受け入れられ芸故に、神の尊厳が人類の間に輝いた。

159. 武器を所持することは、必要不可欠な場合以外、禁じられたが、絹で装うこと許された。主はその恩恵として、以前適用されていた衣服や髭の刈りかたに関する 限を除きたもうた。まことに、主は制定者であり、全知者でありたまう。汝の振るいに、健全で、高潔な心が相い入れないようなものがあってはならない。ま た、汝身を無知なる者たちの遊び道具とするな。ふさわしい行為と称賛に値する人格の衣自らを飾る者は幸いである。そのような者は間違いなく、立派で、卓越 した行為をして自分たちの主を援助する者らに数えられる。

160. 神の都市や国の発展を促進し、そこに立ち、神から愛されるしもべらの喜びに溢れた語調で神を賛美せよ。まことに、家や町が手やその他の手段で建てられるよ うに、人々の心は舌の力を通して啓発される。われは、すべての目的に対して達成のための手段を定めた。それを利用し、全知にしてすべてに賢き方なる神を信 じ、信頼せよ。

161. 神 とそのしるしへの信仰を認め、「神は自らなしたることにおいて問われることなし」ということを認識した者に祝福あれ。神はそのような認識を、すべての信仰 その土台の飾りとし給うた。すべての善行の受入れはこの認識に依らねばならない。反抗者たちの畷きによって踏み外すことがないように、汝らの眼をそれに据 えよ。

162.かれが太古より禁じてきたことを合法と定め、いつの時代にも合法と見なされてきたことを禁じたとしても、かれの権限についてだれも問う権利は与えられていない。一瞬に満たない時間でさえ、ためらう者は違反者と見なされるべきである。

163. こ の基本的で崇高な真実を認めず、この高遠なる地位に達し損ねた者は、疑いの風によって動揺させられ、不信心者の言葉によって魂を混乱させられるであろう。 この原則を認識したものは最も完壁な、確固不動の精神を付与された者となろう。それ想起することによって、すべての崇高なる書簡を飾ったこの最も栄光に満 ちた地位に誉れあれ。これが神が汝らに授け給うた教えである。この教えはすべての疑いと戸惑いから汝らを救い、この世と次の世において汝らを救済するであ ろう。まことに、は常に許す御方、最も恵み深き御方であり給う。かれこそは、「全能者であり、すべてに賢き方なるわれの他に神はなし」と宣言するために、 諸々の使者を遣わし、諸の聖典を下した御方である。

164. お お、カフとラ(ケルマン)の地よ。まことに、われは汝が神にとって不快な状態にあるのを見る。そして、全知者であり、すべてを知り給う彼の他は誰も知るこ とできないものが汝から出ているのを見、汝から密かに放射しているものを感知する。われは万物に関する知識をもち、それは輝く書簡に刻まれているのであ る。汝に降りかったことを悲しむな。間もなく、神は汝の中から大いなる勇気を付与された人々を立ち上がらせるであろう。かれらはわが御名を深い忠誠心を もって賛美するであろう。そのため、彼らは聖職者たちの邪悪な暗示に妨げられることも、疑惑をまく者のみな暗示に制止されることもないであろう。彼らは自 らの眼で神を見、自らの命をして神に勝利をもたらすであろう。まことに、かれらは不動の信念をもった者らでる。

165. おお、聖職者たちの集合よ。わが句が下され、わが明らかなしるしが現れたとき、汝らはヴェールの背後にいた。まことに、これは奇妙なことである。汝らはわ が御名を賛美するが、すべてに慈悲深き御方なる汝らの主が、しるしと証拠をもって汝らの間に現れたとき、われを認めなかった。われはヴェールを引き裂い た。他のヴェール人々を遮らないように気をつけよ。全人類の主の御名にかけて、虚ろな想像のくさりを引きちぎれ。そして偽る者らであるな。神に向かい、そ の大業を受け入れたなら、その中で混乱を広げるな。また、神の書を汝らの利己的な欲望をもって計るな。まことに、これは過去においても未来においても神の 勧告である。そして、これについて、神の証人たちと選ばれた者たち、それどころか、われらのすべてが厳粛に証言する。

166. モ ハメット・ハサンという名のシェークを想起せよ。かれは当時の最高の学識をもつ聖職者たちの一人であった。真実なる御方が顕示されたとき、この聖職者は、 他の聖職者たちと共に彼を否認した。一方、小麦と大麦のふるい手は彼を受け入れ、主に顔を向けた。その聖職者は、自分の考えで自分が神の法律、法令と思い つくことを書き留めることに日夜取り組んだ。しかし、まったく拘束されることなき御方が現れたとき、書き留めた文字のただ一つさえ役に立たなかったのであ る。もし役に立っていれば、彼は主から愛される人々の顔を照す御顔から面をそむけることはなかったであろう。神が自らを顕示されたときに、汝らが神を信じ ていれば、人々は彼から顔を背けることはなかったであろうし、また、今日汝らが目撃していることはわれに降りかかることはなかったであろう。

167. いかなる名によっても、すべての名の所有者である御方から遮られないように,気をつけよ。また、いかなる言葉によっても、汝らの間における英知の源泉であ る神の想起を妨げられないように気をつけよ。おお、聖職者たちの集合よ。神に向かい、その保護を求めよ。そして汝ら自身を、われとわが創造物の間のヴェー ルとなすな。汝らの主はこのように忠告し、汝らが公正であるように命じ給う。汝らの努力を無に帰すことがないように、また、汝らの陥った苦境に汝ら自身が 気付かないままでいことがないようにである。この大業を否定するものは、創造全体の中で、他の主真理を立証し得るのであろうか。宇宙を形成する御方にかけ て誓うが、それはありえない。しかも、人々は正にヴェールに包まれているのである。言挙げよ。この大業を通じて証言の昼の星が現れ、証拠の発光体が地上に 住むすべてにその輝きを放った。おお、洞察力を備えた人々よ、神を畏れよ。そして、われを信じぬ者らである「予言者」という言葉によって、この最も偉大な る宣言から引き止められないように注意せよ。また、「代理人」という言葉へのいかなる言及によっても、諸々の世を覆い包む神の代理である御方の主権から除 外されないよう注意せよ。すべての名は言葉で創造され、すべての事業は彼の抵抗できない、強大で驚くべき大業に依存する。言挙げよ。現代は神の日である。 すべての世界の全能なる保護者たる彼自身の他は何も語られることのない日である。これは、汝らの迷信と偶像のすべてを震わした大業である。

168. まことに、われは汝らの間に、神の書を手にして、その中から証拠と論拠しながら自らの主を否認する者を見る。それは他のすべての宗教の信者たちが自分らの 聖典中に、危急の場の救助者であり、御自力にて存在する御方を論駁するためにさまざまな理由を探したのと同様である。言挙げよ。真実なる御方なる神がわが ある。現存する世界の諸々の聖典もすべての書も文献も、この日においては、この生ける書なしには何も役に立つものはないのであろう。この生ける書は創造の 真只中でこう宣言する。「まことに、全知者、すべてに賢き者なるわれの他に神はなし」

169.  おお、聖職者たちの集合よ。この信教の初期において汝らが否認の原因となったように、国の中で争いの原因にならないよう注意せよ。「王国は、すべての黎明 の場である神のものなり」と、小石にさけばせたこの言葉の周りに人々をこのように汝の主は、その恩恵として汝らに忠告したまう。まことに、彼は常に許し給 う方、最も寛大なる御方である.

170. カリムを想起せよ。そして、われが彼を神に召したとき、彼はいかに自分の欲望に迫られて、次第に尊大になっていったかを想起せよ。しかも、われは存在の世 界において証拠の眼に慰めとなるものと、天と地のすべての住民に対する神の誓約の成就に送った。すべてを所有する御方であり、最も高遠なる御方の恩寵のし るしとしわれはかれに真理を受け入れるように命じた。しかし、彼は顔を背けた。そして、神から下された正義の行為として怒りの天使が彼を捉らえたのであ る。まこと叱われはこれを目撃した者であった。

171.王国の住民にその音が聞こえるほど激しく、ヴェールを引き裂け。これは過去においても、未来においても神の命令である。命じられたことを守る者に祝福あれ。そして、怠慢なる者に禍あれ。

172. われは確かに神を顕示し、その主権を現す以外にはこの地上の領域に何の目的もたない。われにとって証言者は神だけで十分である。確かにわれは、天の王国に おいても神の大業を高揚し、その栄光をたたえる以外に何の意図も持たない。われには者は神だけで十分である。高遠なる領土にて、確かにわれは神と、神が下 された之を称揚する以外に何の望みも持たない。われには援助者は神だけで十分である。

173. おお汝ら、バハの学識者たちよ。汝らは幸いなり。主にかけて誓う。汝らは最も大なる大海の大波であり、栄光の天空の星であり、天と地の間で翻る勝利の旗で ある。汝らは人々の間で確固不抜さを顕示する者であり、地上に住むすべての者への神言葉の黎明である。汝らへ顔を向ける者は幸いである。強情な者に禍あ れ。今日、悲深き方、主なる神の慈愛の手から永遠の生命の神秘な美酒を飲み干した者はだれであれ、人類の身体で鼓動する動脈のように脈打たねばならない。 その者を通じて世とすべての朽ち果てた骨が蘇るように。

174.おお、世界の人々よ。神秘の鳩が、その遍かかなたの目的地であり、その隠され住居を求めて、賛美の聖所から飛び立っとき、聖なる書の中で理解できないことはであれ、この強大な根茎から分岐した彼に尋ねよ。

175. おお、最も高遠なる者のペンよ。諸々の天の創造者なる汝の主に命じられた通り、書簡の上を動き、神聖なる一体性の曙である方が超絶的な唯一性の学舎に向 かって進まれた時を語れ。それにより、清らかな心を持つ者がヴェールの背後に隠されている全能者・全知者なる汝の主の神秘を、たとえそれが針の目ほどの大 きさであろうとも一見できるように。言挙げよ。まことに、われはすべての創造物が気付かずにいるとき、内的意味と説明の学舎に入った。われは、慈悲深き御 方から下された言葉を見、危急の場の救助者、ご自力にて存在する御方である神の句一一彼(バブ)がわれに提示した句一一を受け入れ、彼がその書簡の中で厳 粛に確言したことに耳を傾けた。われはこのことを確かに見た。そして、われはわが命令により、彼の望みを認めたのである。なぜなら、まことにわれは命令す る力をもつ者であるから。

176. バヤンの人々よ。まことに、われは汝らがまどろんでいる間、神の学舎に入ったそして、われは汝らが深い眠りに落ちている間、その書簡を熟読した。唯一真の 神にかけて誓う。われは汝らが気付かない内に、その書簡が啓示される前に読んだのである。そして、われは汝らがまだ生まれる前、その書について完全な知識 を持った。これらの言葉は神の基準ではなく、汝らの基準に合わせて与えられたものである。彼の知識に秘められたことは、このことを立証する。もし、汝らこ れを把握する者ならば。また、全能者の舌はこのことを証言する。もし、汝ら理解するものならば。神にかげて誓う。もしわれがヴェールを挙げれば、汝らは唖 然とするであろう。

177. 全能者とその大業とについて無駄な議論をしないよう留意せよ。なぜなら、見よ,彼は過去、未来を問わず、万物を包含するほどの偉大な啓示を付与されて汝ら の間に現れたからである。もし、われが王国の住民の言葉でわが主題を語るならば、このように述べるであろう。「まことに、神は天と地を創造される前に、そ の学舎を創り給うた。そしてわれは、『存』と『在』という二つの文字が合わされ、結ばれる前にその学舎に入った」。これが、わが王国のわが僕らの言葉であ る。わが高遠なる領土住民の舌が口に出すであろうことを考えてみよ。なぜなら、われは彼らにわが知識を教え、神の英知に隠されているものを啓示したからで ある。では、威力と壮大の舌がその栄光に満ちた住居で口にされることを想像して見よ。

178. これは、汝らの虚ろな空想の遊戯具として創られた大業でもなく、愚者や臆病の遊び場として創られた大業でもない。神かけて誓う。これは、洞察と超脱、ヴィ ヨンと高揚の競技場である。そこでは、慈悲深き御方の勇敢なる騎手一存在の世鼻のすべての愛着を断った騎手一の他はだれも進撃の拍車をかけることはできな い。ことに、彼らは地上で神に勝利をもたらす者らであり、人類の間における彼の至高なる威力の黎明の場である。

179. バヤンに啓示されたいかなることによっても、最も憐れみ深き御方なる汝らより汝らが遠ざけられないよう注意せよ。バヤンはわが賛美を讃える目的のためにの み下された。このことについては、神がわが証人である。汝らそれを知り得たならば。清らかな心の持ち主は、その中に、我が愛の芳香のみ、目に見えるもの、 見えざるのすべてを覆い包むわが名のみを見いだすであろう。言挙げよ。おお、人々よ。最も高遠なるペンより生みだされるものに顔を向けよ。汝らが、それよ り神の芳吸い込んだならば、彼に反対したり、彼の慈悲深い恩恵と、さまざまな賜物の分を拒んだりするな。汝らの主はこのように忠告し給う。まことに、彼は 助言者で全知者である。

180. バヤンの中で理解できないことは何であれ、汝らの主であり、汝らの祖先のある神に聞くがよい。もし、彼がそれを望まれるならば、彼はその中に啓示されたこ とを解説し、その言葉の大海に隠されている神の知識と英知の真珠を汝らに明らされるであろう。まことに、彼はすべての名にまして崇高であり給う。危急の場 の救助者、ご自力にて存在する御方である彼の他に神はなし。

181.世の中の平衡状態は、この最も偉大な、この新しい世界秩序の震えんばかりの影力によってくつがえされたのである。人類の整然とした生活は、人間の眼がこれまでに決して見たことのない、この二つとない素晴らしい制度の力によって大改革されたのである。

182. 汝らがその秘密を解き、深い所に隠されている知恵の真珠を残らず発見できるように、わが言葉の大洋に身を沈めよ。神の威力の可能性を示し、神の主権を確立 したこの大業の真実を奉じる汝らの決意にぐらつきがないよう注意せよ。喜びに輝く顔をもって、汝ら神の下に急げ。これこそは過去においても、未来において も、神の永遠して不変の教えである。求める者にはそれが得られんことを。また、それを求めることを拒む者については、まことに神は創造物を必要とすること を全く超越し、自ら満ち足り給う者である。

183. 言挙げよ。これこそが神の御手に握られた誤りのない秤である。天上地上のすべてのものはこの秤にかけられ、その運命が決定されるのである。おお、汝らこの 真理を認め、信ずる者ならば。言挙げよ。これは最も偉大なる証言である。それにより、もろもろの時代を通じてすべての証拠の真実性が立証された。もし、汝 らそれについ て確信するものならば。言挙げよ。これにより貧しい者は富み、学識者は啓発され、また探求者は神の御前に上がることができたのである。汝 ら、これを自分たちの間の不和の原因にせぬよう注意せよ。強大にして慈悲深き主の大業の中にあって、不動の山のようにしっかりと定住せよ。

184. 言挙げよ。おお、誤りの源泉よ。汝の強情な盲目を捨て、人々の間で真理を語れ。神かけて誓う。われは汝が自分の利己的な情熱に従い、汝を創造し、存在させ 給うた方を否認したのを見て汝のために涙を流した。汝の主の優しき慈悲を思い、汝が大業に奉仕できるよう、いかにわれが日夜汝を養育したか思い起こせ。神 を畏れ、真に悔い改める者であれ。汝の地位について人々が混乱していたことは認めるとしても、汝自身も同様に混乱していたのであろうか。主の御前で震え、 汝がわが王座の前に立ち、われが汝に口述した句――全能なる保護者、威力と強大の主である神が下し給うた、句――を書き取った時期を思い出せ。汝の厚かま しさの劫火のために、神の聖なる宮廷に入ることを妨げられないよう注意せよ。彼に顔を向け、汝がなした行動を恐れるな。まことに、彼は彼よりの恩恵とし て、だれであれ御自分の思い通りに許し給う。常に許し給い、すべてに恩寵深き御方なる彼の他に神はなし。われは神のためにのみ、汝に忠告する。もし汝この 勧告を受け入れるならば、それは汝自身のためであるが、もし汝これを拒否するなら、まことに、汝の主は汝と明らかな妄想で汝に従った者らすべてを不要とな し給う。見よ、神は汝を迷わした者を捉らえ給うた。謙虚に、従順に、誹遜をもって神に戻れ。まことに、彼は汝の罪を取り除き給う。なぜなら、汝の主は閲違 いなく、許す御方、威力ある御方、すべてに慈悲深き御方であり給うからである。

185.これは神の勧告である。汝らこれに留意する者ならば。これは神の恩恵である。犀ら、これを受け入れる者ならば。これは神の言葉である。汝ら、これを把握する者ならば。これは神の宝物である。汝ら、これを理解する者ならば。

186.これはこの世に対する永遠なる御方のランプであり、地上の人々の間にあって彼の真っ直ぐで迷わぬ道となった書である。言挙げよ。これは神聖なる知識の夜明けである。もし汝ら、理解する者ならば。またこれは神の命令の発祥地である。もし汝ら、把握する者ならば。

187.動物が耐え得る以上の重荷をそれに負わせるな。まことに、われはその書の中でf最も拘束力ある禁令によってそのような扱いを禁じた。汝ら、全創造物の内にあって正義と公正を体現する者であれ。

188.ある者が心にもなく他人の生命を奪ったならば、その者は遺族に100メスガル金を賠償金として払わねばならない。この書簡に定められたことを守り、その限界を踏み越える者らとなるな。

189. 世界中の議会のメンバーよ。地上のすべての人によって用いられる言語を一つ選び、同様に共通の文字を採用せよ。まことに、神は汝らに益になることを明らか にし、汝らが他のものから独立できるようにした。まことに、彼は最も恵み深き御方、全者、すべてを知る御方である。これは和合をもたらすものとなるであろ う。汝ら、このことを把握する者ならば。これは調和と文明を促進するための最大の手段となる。汝ら、これを理解する者ならば。われは人類の成熟期の到来を 証すものとして二つしるしを定めた。第一は最も堅固な土台で、これは他の幾つかのわが書簡に書きた。一方、第二はこの驚くべき書に記された。

190.阿片を吸うことは禁じられてきた。まことに、われはその書中のもっとも拘束力ある禁令によりこの悪習を禁じた。阿片を吸うものは決してわれに属する者では神を畏れよ、おお、理解力を授けられた者らよ。


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